「日中が開戦した場合、解放軍が圧倒的に有利」

物騒な記事が目についたので・・・


アメリカの国防総省の人が言ったらしいです。

まー、これはそのとおりかも知れんし、そうじゃないかもしれないです。結局、実際に事が起きるまで正解は誰にも分からないですし。でも、事が起きては困るので、こういうのは永遠に謎のままが良いです。



という風にワタシは感じたのですが、なんか他の皆さんの反応が極端でビビッたのです。


「米軍が介入しない状況は有り得ない」「こんなん嘘記事」というのが大多数の趣旨みたいなんですが、一般人はこういう反応でも良いと思います。


ただ、実際に事が起きたときに判断をしなければならない人がどう思っているのかは気になります。



米軍が介入する/しない これは最終的には介入せざるを得ないのは分かっています。もし介入せずに中国のアジアにおける一強状態が確立するのは、アメリカのアジア戦略上困ったことになりますし、日本との関係が冷え切ってしまうのでマイナスにしかならないと思う。


でも、「いつ介入するのか」は不透明なんじゃないかな。
アメリカ(というか多くのアメリカ国民)にとっては、自分達が攻撃されるわけでもない、他所の国の紛争なわけで。初手からイキナリ全力で支援するなんて有り得るのかな?


アメリカ国内においても、派兵・参戦に反対の声は出るだろうし、それらを理由に介入が遅れる事だって考えられる。また、日本側が外交でミスって(実際多い)、或いは外交上の対立軸があって、それを理由に介入を遅らせるかもしれない。


というのは、アメリカの発言力を維持・拡大するためには、日本にも相応のダメージを負ってもらった方がいい、という判断も成り立たないわけじゃないから。なにしろ、アメリカにとっては自分達が相対的に強大になるのは大歓迎だし。



もしくは中国側の奇襲という理由で対応が遅れる可能性さえある。


という具合に、「いつ介入するか」は全く読めない。介入するのは間違いないけど。


そんで、介入が遅れた時に、首脳部に「これは想定外だ!」とか「そんなハズはない!」とか言われると困るんだ。



起こりうる事態なので、そこんところも想定に入れておいてくれればいいなと思います。
作戦家は「全てを疑え」的なペシミストこそ相応しい。



「世の中に絶対はナイ」