唐突だけど三国志(ゲーム)のお話。


三国志と言えば、三国無双や蒼天航路なんかが大人気で、随分と知名度も高まっています。
ワタシの三国志との出会いは、学校の図書館でした。よくあるケースかな?

横山光輝さんの漫画版が置いてあって、それを読んだのがキッカケですねぇ。アレは面白かった。だいぶ古い作品らしいので、絵とかはイマイチ好きではなかったのですが、やはり英雄譚というのは男子にとっては面白いものでして。


好きな武将はと言えば、やっぱ周瑜。

「天はこの周瑜を世に生まれさせながら、 何故、孔明をも生まれさせたのか!」

彼が死ぬ時のセリフですが、これを言って似合うのは三国広しと言えど周瑜だけでしょう。
もっとも創作らしいですけどね(笑)


ただ、史実の諸葛孔明(←しょかつこうめい で一発変換すげぇ)は神算鬼謀の策略家じゃなく大政治家だったようで、少なくとも軍司令官としての実力は周瑜の方が随分と↑だったんじゃないかなと思っています。

赤壁で曹操を打ち破ったのも周瑜の指揮ですしね。孔明は実は何もしていなかった、気がする。



周瑜の他には馬岱とか廖化辺りが好きです。地味ですねぇ。特に廖化は黄巾の乱から蜀滅亡まで生きてるという設定(無理ありすぎだけど)なので、三国志=彼の人生のような感があるのがいいですねー。




そんなこんなで三国志11。KOEIのゲームですね。



三国志11は随分と昔に中古で買いまして、久方ぶりに遊んでみようと思い立ち。
ワタシは発売からだいぶ経っての中古購入だったので、発売当時の色々を知らなかったのですが、最初にPC版が出たときは凄かったらしい。


設定やらがメチャクチャで、孫策が孫堅を裏切りました、とかあったらしい。どんな三国志だよ・・・

それから何度も改良(修復というべきか)パッチがあたって、ようやくまともになったんだそうな。


ワタシはPS2PK版を中古で買ったので、その辺りの被害には遭っていない。




久しぶりとはいえ、普通にプレイするんじゃ物足りない。ということで、まず群雄割拠の曹操をちょこっと遊んで、「ああー、こんな感じだったねー」と思い出したところで本プレイに突入してみる。



シナリオは英雄乱舞、君主は陸遜。難易度は上級。


この英雄乱舞って隠しシナリオなんだけど、昔クリアしたときに出したシステムデータがあったので、あっさりと遊べてしまうラッキー。



普通にプレイしたら楽勝なのは分かりきっているので、適度な縛りを考えてみた。

1.知力・魅力が共に70以上の武将以外使用禁止。
2.統率・武力が共に80を超えている武将の使用禁止、但し呂蒙と徐盛のみ例外的に使用可
3.停戦・同盟禁止
4.捕虜の処断禁止、但し孫皓やシンコンといった呉末期のアレなヤツは斬首する。
5.諸葛孔明・曹操の使用禁止
6.陸遜の嫁の孫子のみは知力育成して70超えた時点で使用可
7.1と2の能力制限はCPUの能力研究で上昇していた場合も含む
8.条件に従って登用した武将の育成は自由


こんなところ。



1は賢くて魅力溢れる武将以外は使わないってことですね。これのせいで、開始早々に一族の陸積さん他数名が追放処分されてしまった。ごめん。

戦闘系の武将をあまり使えない縛りなので、計略と火計が重要になるんだけど、魅力制限により一流の軍師達も意外と使用できないことが発覚。


有名どころで使えないのが賈詡先生や龐統、鍾会などなど。鄧艾やキョウイ辺りも2の制限で使えない。あれ?結構きつくね?


2は知勇兼備の名将禁止と言い換えてもいいのかな。1の縛りだけだと関羽や趙雲も使えてしまうので、ちょっと違うかなと思ったので。呂蒙は陸遜と仲良しさんだからOKで、徐盛は陸遜の向こうを張ろうとした心意気が好きなので。徐盛は運よく登用できたら別働隊の主将にするつもり。


となると、陸遜・陸坑のような将軍タイプが重要ってことですね。魏のカクワイやカクショウみたいなのが主力になるのだろうか。登用できればいいけど・・・



4はキツイ。登用制限のある一流武将を捕獲しても斬首できないから、敵の戦力を減らせない。あと、最後の方になると敵軍がオールスターになってるはず。二線級の武官で戦えるんだろうか・・・


5の孔明と曹操は強すぎるから使わない。この二人を配下にしたらクリアと同じだと思う。


6の嫁だけど、いきなり追放するのは可哀想なので譲歩してみた。追放しても旦那の勢力以外には仕官出来ないから一生牢人なのは可哀想・・・


7は、例えば 廖化 統73 武76 知64 政49 魅66 をCPUが能力研究させていた場合、プレイヤー登用時に

廖化 統73 武80 知70 政49 魅70 ならOK

廖化 統80 武80 知70 政49 魅70 の場合、条件2により登用不可




ちなみに陸遜には夷陵の戦いのイメージから火神を編集でつけてあります。鬼謀も悪くないんだけど、三国一の放火魔と言えば陸遜だと思うので。


他には特技に恵まれない魏将を中心に特技のテコ入れをしています。今回敵ですけど。
カコウエンに弓将、チョウコウに騎将、徐コウに明鏡などなど。。。



一方、息子の陸坑は微妙特技「精妙」のままだったりして、なんだか泣けてくる。





そんなわけで、陸伯言の野望スタートしました。



本拠地の江陵は、全方位から敵が攻めてくる上に守りに向いていないという文字通りの死地なので、開始早々に北の襄陽に攻撃開始。襄陽には晋の名将羊祜率いる44,000。コチラは20,000に届かない。敵の方が遥かに強い。


まー、陸孫の火神での火球連発で割りとどうにかなる。陸孫・陸坑以外は敵に殴られると脆いので、火と土塁を壁にしつつ進軍。


羊祜の抵抗も空しく襄陽は我が軍のものに。




なーんてなことやってます。プレイ日記とかめんどいんでもう書かないけど。需要もないし




とりあえず、三国志11は面白いです。KOEIの全シリーズやったわけじゃないんで、正確なところはワカランのだけど、やった中ではダントツで面白いかな。特に制限プレイは超タノシイ。


所謂雑魚武将といえども、特技によって色々な場面で活躍できるので、"本当にイラナイ子"がほとんどいなくなったのが好印象。「内政は数だよ兄貴!」ってドズル中将も言ってたようにダメ武将でも数のチカラで内政を進めることができるのも◎

強いor賢い武将だけじゃ軍は成り立たないってのがイイ。輸送に長けた人材や兵器生産に優れた人材が如何に重要か、建築能力の高い人材がどれほど大事かがよく表現されてると思います。


あと特技の組み合わせ次第で強い部隊が出来たりして、そういうコンボ性の楽しさも◎ですねー。まさか劉辟(特技・乱戦、黄巾賊で過去シリーズでは典型的な雑魚のひとり)がVSチョウウン(言わずと知れた蜀の誇る五虎将軍、知勇兼備にして計略無効の恐ろしい男)の切り札になるとか予想外すぎる。


乱戦は貧者の核兵器だとオモウ。