ヘイトスピーチ?


こういうのってセンシティブな話題なのかしら?
あまりよく分からない。

レイシズム=人種差別主義と訳すそうです。
その人の生まれた国や自分達との差異でもって優劣を付ける。

良くないとか良くないとか、きっとケース・バイ・ケースで、実際に何か被害を被ったのなら、それが差別に結びつくのは仕方ないかもしれない。「自分が○○されたから、あいつらを差別する」という実体験があるのなら。


けど、主義者の場合は「あいつらは△△だから、あいつらを差別する」となる。

これは気持ち悪い。


誰かを否定したり、見下すことで、自身の安定を保つってのは往々にしてある。そういう面があることはしょうがないと思うんだけど、その相手を個人的に知りもしないのに一方的に差別するっていう発想がもうワカラン。発想に留まらずにそれを体外的にぶちまけるのは、もっとワカラン。

でも、移民が原因による経済問題なんかもあるんだろうしなぁ・・・


ヘイトスピーチって、人種差別というより韓国とのアレコレみたいですね。全然知らなかったわー。



大学時代に国際法のゼミを取っていたんだけど、そこで北朝鮮人(3世だかなんだか)の友達Kが出来たのね。

当時も北朝鮮とは緊張関係にあると知っていたけど、Kはぼくらと変わらん普通の人だった。そんなの当たり前だけど。

彼は北朝鮮名の姓で名乗っていたので、ぼくらもそれで呼んでいたけど、それは「山田君」とか「佐藤君」とかと同じ感覚で、国というのを意識したことはなかった。っつか、もっと珍しい苗字のヤツ結構いたしな・・・


一緒に飯食ったり、勉強したり、当たり前の友達として過ごしていたんだけど、ある日進路の話になってね。

法学部だったから、公務員受験するって人も何人かいたんだけど、


「オレは日本ではそういう方面で就職できないからなー」とKは冗談っぽく言ったんだ。



ぼくはそのときまで、日本だとか北朝鮮だとか、単に国境で区切られているだけのこと(なまじ音楽=世界の共通語をやっていたので余計にその傾向があった)という程度の甘い認識しかなくて。

別に北朝鮮の人だろうが、日本の人だろうが、どこか他の国でも、或いは宇宙人でも友達ならそれでいいやーって思っていた。


なんだけど、Kは生まれた国が違うという現実に影響を受けていて。そのことがやたらとショックで、今でも覚えてる。Kとぼくらは拠って立つモノが違うんだと、突きつけられた事が寂しかったから。


公務員受験できるのは日本人に限るってのは、それで良いと思うんだ。ここは日本だから。

ぼくが寂しかったのは、そういう事じゃなくて、"ぼくとKは違う"っていう事実を思い知らされたからだと思う。



人はそれぞれ違う、っていう当然のお題目とは違った種類の「違う」なのね。

なんか、上手くまとまらない。
手の中にもわもわした何かを掴んでいるんだけど、それを文字に出来ないでいる。