近所で盆踊りがあったのです。
そんなわけで「ラムネ」を飲むことになったのです。


今、手元にラムネの瓶があります。


・・・なんでビー玉で栓してるんだろ??
この夏最大のミステリーに挑んでみようと思った。


同じ炭酸飲料でも瓶ビールだと「王冠」を蓋にしてる。これは意外と不便で、栓抜きが無いと普通は開けられない。大学時代の友人に歯で開けるヤツがいたが、それは例外にしておこう

一方ラムネはというと、商品に備付の「ビー玉を押し出すプラスチック製の道具」によってお手軽に開けることができる。なるほど、この点でいえば王冠タイプに優越しているように思う。



しかし今やペットボトル全盛であり、また缶製品も一定のシェアを保っている。
この2種は開栓のしやすさで、瓶に大きく勝る。

開けやすさ比較 ペットボトル>缶>>ビー玉>>>瓶ビール (RE-D調べ)



それでもビー玉&瓶で押し通す理由はなんだろうか。


べらんめぇ的なカタルシスは理由の一つではないだろうか。

ビー玉を押し出して開けると、猛烈にシュワワワワと溢れてくるんだけど、アレは人によっては粋(いき)なのかもしれない。江戸っ子的なナニカを感じないこともない。


「おぉっとっとっと、あぶねぇ、あぶねぇ」とか言いながら慌ててグビグビとラムネを飲むのも夏の一興ではある。うん、なんとなく理解できる。共感もできるぞ。

これがペットボトルや缶の場合、プシュッと開けても勢いよく中身が飛び出してくるわけでもなく、お上品に味わうことができる。(思いっきり振れば別だが)



あと、ビー玉が瓶の中に留まることによって、飲むたびにビー玉が跳ねて良い音がする。
これはいかにも涼しげである。ちょうど風鈴のようなものか。

横道にそれるが、外国の方には風鈴の存在は謎らしい。
音が鳴るのは分かるが、何故夏になると風鈴なのかが意味不明なんだそうな。

ここで、涼しげな音や、聴覚で味わう涼しげな日本的価値観を説明すると、一応「なるほど」とは思ってもらえるらしい。



そんなわけで、夏に飲むラムネに風鈴的な涼しさを付加したと考えれば、これは結構納得できる。



さて、答え合わせしてみよう。

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おお(笑


意外とショッキングな事実が判明。

ラムネはイギリス発祥なんだって。日本じゃねぇ・・・誰だ日本的ワビサビがどうのとか言ってるやつは・・・

江戸っ子?関係ねーじゃねぇか;;


元々「レモネード」とイギリスで呼ばれていたが、日本に伝わった際になまって「ラムネ」になったそうな。


そいで、肝心の何故ビー玉で栓をしてるのか?


ざっと紹介してみよう。


はじめにコルク栓がありました。まだ王冠栓は発明されていません。

炭酸飲料を密封しようとしましたが、コルクですと乾燥を防げず、また気圧の変化で飛び出しちゃったりしたそうです。(コルクの空気銃みたいな感じ?)

そこでコルクに変わる手段として発明されたのが、ビー玉密閉式。

ラムネを製造する最終過程で、熱して柔らかくした飲み口部分にビー玉をセットしてから冷やす。こうやってビー玉で栓してるんだそうです。頭イイナー。



うわー、ワタシの謎解きは欠片も当たらなかったわー(笑