今日は実に1ヶ月半ぶりに「何もしない日」にすることにした。

なのだけど、いつもの習い性で朝4時には目を覚ましてしまったワタシは、ご飯と納豆とお味噌汁で朝食を摂り、自転車に飛び乗った。

どこへ行こうか10秒ほど悩み、葉山へ行くことにした。
葉山といえば、皇族の御用邸があったりして、そこそこハイカラなイメージの町。


のんびり漕いで1時間ほどで葉山御用邸の近くに着いた。
さすがは御用邸、警備の人が門前に立っており、しかも道路の反対側には警察署がある。

御用邸の付近はやたらと"おハイソ"な雰囲気を醸し出していて、高級住宅地のような硬さはないけど、やたらと洗練された印象を受けます。なんか日本っぽくない。東京のような俗っぽさもない。

有り体にいって、おしゃれ。


観光地としては鎌倉の方が有名で客足も多いようですが、なかなかどうして葉山もイイデスネ。


かながわの景勝50選のひとつ、"森戸の夕照"(もりとのせきしょう)も近くにあったので寄ってみました。ここで気の利いたブログなら美しい写真と共に解説をするのでしょうが、残念ながら筆者はめんどくさがりなので、wikiを召還してみよう。
おいでませウィキペディア

キレイでしたよ、実物はこれ以上に。


画像では少々伝わりにくいんですが、岩が不思議な配置をしてまして、どうやってこういう形になったのか、わたし気になります。

海の侵食、風の浸食、気の遠くなるような歳月をかけて、少しずつ彫りこんでいった結果なのでしょう。岩に入ったヒビさえ美しい。こういうのを見ると、自然の表現力には人間如きでは太刀打ちできんなと、痛感するですね。


でも、風景の素晴らしさよりも感心したのは「音」で。

岩の配置が為せる技なのか、波が寄せる音のリズムが普通とは違う気がするのです。
ディレイが思わぬところから聴こえてくる的な?

IR系のリバーヴ・エフェクトで、こういうのあったら面白そうだなーと思いました。

横須賀・三浦から逗子葉山(場合によっては鎌倉も)をひっくるめて三浦半島なんですが、先の景勝50選の1/4以上をこのエリアで占めているんですね。神奈川には有名な一大観光地「箱根」があるにも関わらずこの比率ですから、実は凄いんだなって思います。


結局3時間強のお出かけでした。




全然タイトルと関係ねぇな。。。


自転車の何が好きかって、

・自分の力で進んで、新しい風景を見る

自転車ってやつは、ワタシに負けず劣らずモノグサなので、人間が漕いでやらないとピクリとも動いてくれません。だが、そこがいい。

この先の風景を見たかったら、目的地までたどり着きたかったら、「てめーのチカラでどうにかするんだなっ!」ってゆーのがイイ。



あとは、

・行ったら最後、自力で帰ってこなきゃいけない

進んだ分だけ、帰りに戻ってこなければいけない。輪行バッグ使えば交通機関乗れるケドナ。
行きと同じ分だけ帰りも走らなければいけないのがキホン。自分の行動に責任を持たねばならないという当たり前の事を教えてくれるですよ。

つまり、「てめーで走った分は、てめーで落とし前をつけるんだなっ!」ってゆーのがイイ。


こういうストイックな面が大好きで、これだから自転車は止められない。


あとは、自転車の乗ってるときは色々な事を考えてしまうのもイイ。時として憂鬱な事も考えてしまうので、そゆのはキライなんだが、脳が活性化されてるので思考がグルグル回るです。
なにかモヤモヤしたり、もにょもにょしてる事がある人は自転車に乗るとイイ。


ただ、自転車には大きな弱点があって「燃費が悪い」のである。
ここでいう燃費とはガソリンとかじゃなくて、乗ってる人の胃袋の問題である。

ツール・ド・フランスでも北海道でもいいんだけど、ロードレースってのはレース中に食べるんですよ。ムシャムシャと。ゼリー系のとか消化しやすいものですけど。

完走するためには、ひとりの人間が体内に溜め込んでおけるカロリーじゃ足りないんですね。昔、東京-鎌倉間を走ったときに、あんまり腹減るんで朝食を3回食べたことがあります。すき家と、コンビニのおにぎりと、デニーズのモーニングを食った。正直やりすぎた。


いつか日本縦断をしてみたいんだけど、そのためには宿も含めてかなり金がかかりそうなんで、頑張らないとナーって思いました。