SMAP含むジャニーズ系に対して、歌がダメだの、くだらない音楽垂れ流して~だの、そういう批判がされるのを聞きます。ネット上でも目にしますし、特にアマチュア音楽家のお喋りによく出てくる気がします。



ワタシは、彼らを尊敬というか、凄いなと思っています。
現にトップに位置し続けていること、日頃の努力を欠かさないこと、十分に尊敬に値することと思っている。

歌がダメだと思うのは個人の好き好きだから構わないけど、それを放言して悦に至るのは感心できない。他者を否定するというのは、他者に憧れるより何倍も簡単なことと思う。否定の先にはもう何も続かないから。


誰かを尊敬したり憧れたりって気持ちは、必ず相応の苦しみを伴うもので。
"自分には無いもの" "自分にはなれないもの" そういったナニカを持っている他者にこそ、人は憧れる。

だから、そこには必ず羨望・嫉妬といった感情がつきまとうのだと思う。


人は誰かを否定することで精神の安定を図る生き物で、上司の悪口を言ったりとかね。
もちろんワタシにもそういう面はあるけど、そういうのは嫌い。その嫌な部分と同居している自分というのが不思議というか、ムカツクというか。



SMAPの歌は好きだ。
彼らの歌はなんとも不思議で、5人で歌ったときの「イイ感じ」は他の誰にも出せないと思う。

「セロリ」という曲があって、山崎まさよしさんが作曲して自分で歌っていた曲をカバーしたものなんだけど。

山崎さん版のセロリも確かにすごく良くて、なんだけどSMAP版のセロリもそれとは全然違う良さがあって。個人的にはSMAP版の方が気に入ってしまった。歌唱力は山崎さんの方が優れているはずなのに。


音楽は上手くなければいけないのか?
そんなことはないはずで、聴いていて心地よければそれで良いのだと思う。



SMAPは、というかジャニーズは曲も凄い。
くだらない音楽を垂れ流して~という人々には、一度楽譜と睨めっこしてみることをオススメしたい。(大雑把な括りだけど)昔の曲をストレートな美メロとするなら、イマドキのは仕掛けや変化球も使った非常に凝った造りになっているのが分かると思う。

その「凝った」部分を否定されてしまうと、ワタシも二の句が継げなくなってしまうのだけど。
イマドキのはイマドキで十分に良いと思うんだ。


したり顔で「最近の音楽は~」と否定するのは簡単だけど、少しでいいからイマドキの良さを感じて欲しいなと思う。






ただ、最近の音楽は~にひとつだけ同意する事があって、もういい加減に音圧競争は終わらないかな、、、と思ってる。マキシマイザーとかで音圧稼がないと、パッと聴いた印象で「パンチ弱い」となってそれっきりなもんだから、特にネットでも公開するような曲の場合、嫌でも音圧上げないといけなくなってる。

RMS-8.0とか-6.0とか、やり過ぎだって。耳が疲れちゃうよ。-10.0で十分すぎると思うんだけどなぁ…

スピーカーのボリューム上げればいいじゃん・・・ っていつも思う。