ウチからそれほど遠くないところに、ちょっとした桜の名所?がある。
ホントに"ちょっとした"程度なので、大したことはない。


そこの桜が昨日の時点で8分~9分咲きといった感じ。



そういう桜がズラリ並んだ所を歩くと、桜というのはホントに「舞い散る」んだなぁと思う。
桜吹雪と言うと、なんだかイカガワシサを感じるけど、桜が舞い散るだと、とてもキレイに思う。

まぁ、どうでもいい。



ワタシにはお姉さんがいた。実の姉ではない。
なんというか、たぶん人生で一番最初に憧れた人だったと思う。


その人が結婚したときにはショックを受け、子供が産まれてショックを受け。
まぁ、初恋の人というのは得てしてそういうもんなんだろう。ってことにしてオイテクレ。


喋り方に独特のイントネーションがある人で、それは生まれた地域に由来するものなのだが、ともかく、その声は今でも耳にこびりついている。




そのお姉さんは、ある年、桜が散る頃に亡くなった。癌だった。



桜が散る頃とは実に風情を解した人だなと、不謹慎な事を考えてしまうけど、そうでも考えないとやってらんないのが実態だ。



桜が散る季節になると思いだしてしまうので、あれ以来、ワタシはこの季節が嫌いになった。

ついでに言うと花粉もあるから、余計に嫌いだ。



「寛解」という言葉を知っているだろうか。
病気の状態が一定程度、或いは完全に消滅するという意味があるのだけど。




ONE PIECEのドラム島編は、未だに全ワンピ中でも屈指のエピソードだと思ってる。

Drヒルルクは自身が不治の病に冒されていたが、満開の桜を見る事で自然寛解が起きる。その体験を元に、チョッパーに対して医の心を教えるというのがあった。



もしかしたら、桜を見る事で寛解が起きてくれないかとも思ったけど、現実は漫画のようにはいかない。


だから、やっぱり桜の季節は嫌いだ。





ちなみに、ワンピではアラバスタ編、ドラム島編、エニエス・ロビー編が特に好きかな。
あとはアーロン編も良かった。

第81話「涙」と言えば、最高に盛り上がる辺りなのだけど、あの回はルフィの「いくぞ」に対してゾロ・サンジ・ウソップが「オオッ!!!」と応じるところで終わって欲しかった。そのあとの2ページ半は次回に回してほしかったz・・・