今朝の日食のように、次に出会えるのが300年後って分かっていれば、誰もが「一生に一度のチャンスなんだ。」と思い、その貴重なチャンスを逃さないように万全の準備をして待ち受けることができるんだろうけど。
人の出会いはそうはいかない。
一生に一度ともいえる出会いは、予告なしに突然やってきて、多くの場合、人はその尊さに気づくことなく、相手を受け入れる準備ができないままに、逃してしまっている。
知らず知らずのうちに、多くの人生が自分の前を通り過ぎ、自分もまた多くの人の人生を通り過ぎていく。
その人生がやっと絡み合ったと思っても、固く一生ほどけないこともあれば、途中でほどけてしまうこともある。
だからこそ、人生は脆くも鮮やかで面白い。
なんて、ひとり考える33歳の夜。
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