帝王学(前編)
皆さんは帝王学というのをご存知だろうか。中国のリーダー論を語るにはうってつけの書物だ。
さて、帝王学の中で優れている人物の特質を六正としているがその性質を以下に述べていこう。これはさっと目を通す程度にして欲しい。
1)六正
(1)先見の明を持って、将来を予測し、舵を取る
(2)徳行に精通し、優れたアドバイスを進言し、上司の長所を伸ばし、欠点を補う
(3)賢者の登用に励み、良説をもって上司を励ます
(4)成功失敗を性格に予知し、危険の原因を取り除いて未然に防止する
(5)節度を守り、法を重視し、高級は辞退し、賜物は譲り、倹約を旨とする
(6)問題が起きたときに、上司に過失を述べて諫める
反面教師として、組織に悪影響を及ぼす人間の特性を六邪としているが、以下の通りである。こちらのほうは特に注意して見て欲しい。
自分の周りにこのような人間はいないだろうか。賢い上司の下にいる場合には、すぐに見抜かれるであろう。
2)六邪
(1)世俗に無批判に順応し、ただ周りの評判を伺っている
自分の考えを持たず、ただ周りの人間が良とするものを良として、調子のいい人間(いわゆるシゾフレ人間)。言い方は良くないかもしれないが、最近の若い人に多いらしい。このような人間に信用は置かないほうが良い。そういう人間は、環境や場合によってころころ言っていることが変わるからだ。少なからず上司が優秀な人間であれば、このような若手、中堅に対してはたいした評価はしていないだろう。
(2)イエスマン
だれだって、自分の意見に反対を述べるものは疎ましく思うものである。文句を言わないイエスマンほど扱いやすいものはない。しかし、本当に優秀な課長はイエスマンを補佐になんてしない。イエスマン補佐は課長の悪いところを指摘しない、つまり、課長の悪いところを写す鏡の機能を果たさないからだ。自分の悪いところは自分ではなかなか気づかない。優秀な課長は自分の悪いところを見つけるために、自分に文句を言う人間を補佐に据えるだろう。
(3)口達者で、優秀な人間を妬み、失脚させたい奴の悪口ばかりを誇張する
自分よりも仕事のできる人間、昇進の速い人間の悪いところばかりを誇張する。人間だから嫉妬の感情はどうしても否めない。愚痴がこぼれるのもわからなくはないが、どんなに嫌なやつだと思っても、その人の悪口を他に言ってはならない。なぜなら、賢い上司や先輩には、六邪であることを見抜かれてしまうからだ。自分の評価を下げる行為をわざわざする必要はない。
悪口は言わないこと、できれば、噂話も自粛することだ。
(4)自分の非をごまかし、自分のいうことを通そうとし、不和を生じさせる
(5)自分中心の派閥を作って勝手に話をこじらせてうわさを広める
人間である以上はたくさんの集団の中にいると安心する。集団には必ずリーダーが存在する。そしてそのリーダーが集団の中のオピニオンリーダーとなり、その集団の中にいる以上は、リーダー(集団)の意見にはおおよそ合意する必要がある。そして集団に入っていない人間のことをあーだこーだ言うのを好むものもいるだろう(全員ではないが・・)。この傾向は若い人に多い。学生時代はみんなで楽しくやるのがいい思い出にもなるし、私自身もサークルでみんなと一緒にすごした時はとても楽しかった。
「みんなで楽しく、かっこよく」、確かにこれは人情的美談であり、日本では昔から良とされてきたものである。しかし、優秀な人事部長、財政部長はこういった大きな軍団を作っている中堅や所属している若手に対し、慎重な態度をとる。グループを作りたがる人間には、六邪の可能性があるからだ。
人情的美談を好む人間は、仕事でのつながりよりも、人間としてのつながりを重視する傾向がある。課長として部下を取りまとめ、課を盛りきりするのには必要なスキルだが、人事や財政などの会社全体を動かしうる権力はこの手の課長には与えてもらえないだろう。権力のある仕事には、人情を出してはいけないからである。
優秀な上司に六邪だと思われないためには、大きな軍団を作らずにせいぜい3~4人でお酒を飲む程度にしておくことだ。そして特定の人間とばかりではなく、いろんな人と交流を持っていろんな考え方を吸収し、仕事でのギブアンドテイク関係を作ることだ。行動で示さないと上司には気づいてもらえない。
ちなみに「じゃあ、政党や派閥を作る政治家は六邪なのか」と思うだろう。これは議会(民主主義)というルールの中では、数を集めないと主張を通すことができないからであり、会社や役所とは仕組みが異なる。ここで私が言っているのはトップダウンで構成された組織の話である。国会議員はここで言う六邪の意味合いには含まれない。
(6)ぐるになって白黒を一緒にして、主人の目をくらます
上述した「派閥作り」「口達者」「非をごまかす」の複合体の結果である。
最後に、六邪だと思われないための行動パターンをまとめる。もし、帝王学を実践したいと思う方は覚えていただきたい。
(1)人の悪口を言わない。できれば噂話も自粛する。(「無口でつまらないやつだ・・」と思う人は六邪の可能性がある)
(2)大きな軍団を作らない、もしくは所属をしない。(「協調性のないやつだ・・」と思われたくない場合にはフォーマルな行事には必ず出席すること)
(3)自分の意見、自分のものさしをしっかりと持ち、それを言葉にして相手に伝える。(「うざい・・」と思われない程度にしておくこと)
(4)上記の3つを実践しつつも、人として最低限の情、礼儀はわきまえること。(上記3つはドライで人間味の無い感じがする。多くの人はこういったつめたい人間に好印 象は持たない。理論では説明できない人間としての感情を理解し、最低限の人情は併せ持つこと。)
ナレッジマネジメント
最近読んだよ・・
- 和田 秀樹
- バカの人 その傾向と対策
- 和田氏の著書はけっこう読んでます。これは最近読んで面白かったし、自分の周りの人間(自分も含めて)に当てはめてみると「ああーいるいる、こんなやつ!」とか思わず吹きだしてしまった。ためになりますよ、もし自分がこれのどれかに当てはまっているとしたら・・、これから改善していけるんですね・・気づいてよかったよ・・。(恥ずかしながら、3つ程、自分にあてはまっていたのだ・・)。まあしかし、いわゆる「やなやつ」ってのはたぶん性格というよりも、頭が悪いんだって事を著者はいいたいんじゃないかな・・。だって賢い人は性格良さげに振舞うポイントおさえちゃってるものね・・。そして、酔っ払ってもそういうところだけはしっかりしている。たとえ性格良くても、何も考えないで相手に不快な思いさせている人は、結局「やなやつ」になるものね・・。本音では性格超悪くても、建前でこの本に載っているような「バカの地雷」を踏んでなければ「いいやつ」として見られる。世の中、要領よくやってるやつの勝ちなのかな・・・。(ただ、恋人や家族には本当の自分を受け入れてもらうしかないけどもね・・・。)
久しぶりに・・・
ブログを書いてみました。ジャンルも日記にして心機一転。あんまり力入れないで、毎日あったことや、思ったことをそのまんま書いていこうかな・・と思ってこのジャンルに越してきました。明日からまた会社に行かなければならないかと思うとうんざりする。今度、先輩に飲み会開催を頼まれちゃって、新人の女の子とその友達を呼んでこないとダメなんですよ。ああー、メンドクセー。俺はぶっちゃけ、飲み会は気の合うやつと4~5人くらいで飲むのが好きなのに、なんか人数多い飲み会って疲れるだけなんだよな・・・。飲み会は2種類ある。建前飲み会と本音飲み会。今回の飲み会は建前飲み会、ただ、その場を楽しむだけ、何のメリットもない。どうでもいい話で盛り上げるしかないな、こりゃ。先輩は女の子と飲みたいだけなんだよなー。俺は最近、時間と金を意義のあることにしか使いたくない。今回の飲み会に行ったところで、別にそれ以降に影響があることはない。先輩だって飲んだ女の子と付き合えるわけでもなんでもない(みんな彼氏いるしね・・)。俺だってその子らと飲んだって得することは何もない。約5000円と3時間くらいの時間をそんな場に投資しなきゃならんのだ・・。こんな空しいことはないな・・。5000円と3時間あったら、かなりいろんなことができるぞ・・ああ、もったいない。
特化産業
業務内容
おすすめ本
- 大前 研一
- ドットコム仕事術
私のおすすめの1冊です。大前氏の本はこれからちょくちょく紹介していきたいと思いますが、著書のうち3冊くらい読んでいくと、言っている事に一貫性があることにきづくはず。しかもこれは仕事術とありますが、私は仕事のみならず、学業や日常生活にも使えると思います。ではこの本を読んで私が思ったことを述べます・・・。皆さんは自分と反対の意見を言う相手に対してどのようにして説得させますか?たくさんのデータや資料を集めてそれをジグソーパズルの様につなぎ合わせて相手を説得させる文書を作ることができますか?自分の意見に対して「それ、ちがうんじゃないの?」と突っ込まれたときに反論できるだけのデータを十分に用意して、それを体系的にまとめあげてすぐに答えることができるようにする。この技術をどのようにして鍛えていくのか・・そういったことが書かれていると思います。誰かの二番煎じではなく、独自のデータから 自分だけのロジックを作り上げて、それを武器に相手と徹底的に討論をしていく。その作業はきっと楽しいし、少なくとも自分で考えてやっているわけだから、漫然と交渉術のノウハウ本を暗記するよりも効果があると思います。今はPC一台あればいくらでもこの技術を磨いていくことができます。是非おすすめします。
コンテンツ産業
某ニュース番組で特集していたコンテンツ産業について書いてみる。日本において、マンガや映画の出来は良いが、それで収益を上手に上げられていないという・・。コンテンツをビジネスにできていないのだという・・・。コンテンツ産業で勝ち抜くにはマンガや書籍から徹底的に収益を上げることが出来るようなコンサルタントが必要である。また才能があるが資金がないという映画監督やデザイナーに資金をできるだけ融資してあげることができるようなコンテンツファンドの充実も必須である。IーPODや携帯電話で実証されたようにデザインが収益に大きく繋がっているのはもはや否定できない。おもしろいマンガ、映画、すばらしいデザインを生み出す人にはもっと恵まれた環境が必要である。
同期
皆さんは同期を大切にしていますか。私は最初、せめて同期とは学生の時のようなつき合いが出来るものと思っていたが、実際はそうではないと思いました。ある年配の管理職の人と飲んだときのこと、いろいろ話を聞けたのでそのことについてちょっと書きたいを思います。その人が言うには同期とは10年後を見据えたつき合い方をしていかなければならないらしい・・。なぜかといえば、あんまり仲良くしすぎると妬まれるか自分が惨めになるかどっちかであるらしいから・・。例えばもしも、自分が偉くなっていたら仲良くしていた人から嫉妬の対象になるし、逆に相手が出世した場合、相手にされなくなって自分が惨めな想いをするという・・。実際にその管理職の方はあること無いこと変な噂や中傷メールを会社に送られて大変な経験をしたという。確かに信頼できると思っていた同期に本音を言ったら、次の日に別の人が知っていたということは良くあることでしょう。大人のつき合いってのがそういうものなのかは何とも言えないが、つきあう人の選定ってのは学生の頃のように惰性に任せず、自分で意識的にコントロールしなければならないと思った。本当に信頼できる人をじっくりと探して、上手くつきあっていけるようにするべきなのだろう・・。「気が合うから」とかそんな理由では本音を話せる人はみつからないのか・・・・・?と思いました。ちょっと子供っぽいかもしれないけど。

