牛乳パックの牛乳をストローで飲んでいたら

運くんが近付いてきて


「う~う~う~」


何か話しかけてきた


こういう時は私が飲んでいる牛乳狙いだ


そんなに飲みたいか


よし


飲ましてあげよう


ストローを近付けると


「ス――」

見事に吸引


ストローで飲む事が出来るんだ


赤ちゃんって

なかなか

ストローで飲む事が

出来ないんですよ


成長してます


と思ったその時

運くんの口から

ナイアガラの滝のごとく

牛乳が「ダ―――ッ」


なるほど


それでも


成長してます


 


          




今朝、はれるがか細い声で


「ママ、血が出た~」


と突然言い始めた


見ると

二の腕に出来ていた

「吹きでもの」がつぶれ

そこから血が出ていたのだ


子どもというものは血が出ると

軽傷なのにもかかわらず

大げさに被害者意識を出してくる


たかがニキビがつぶれただけなのに


吹きでものをつぶした時って

拭けども拭けども

傷口から血が

溢れてくるじゃないですか


はれるの「吹きでもの」も同じです


拭いてもても拭いても

あふれてくる血を見たはれるが


「わたし、今日、走れない!」


なんでやねん!!!


「血が全然止まらないんだもん」


大袈裟すぎるだろ


薬を塗って絆創膏を貼るとさっきの患者顔からコロッと一転


元気な声で


「いってきま~す」


玄関から出て行きました


見事に走りながら