雛祭りに雛人形を出した

暴れん坊のはれるがいると言う事は・・・・
お内裏様もお雛様も大変な事になるであろう
これは相当面白い事になりそうだ、と覚悟して雛人形を出したのですが
一切何も起こりませんでした。
それと言うのも
「お雛さんにタッチすると怖い怖いが来るかもしれないから触らない方がいいよ」と最初に脅しをかましておいたのですがそれが相当利いたのか、雛壇に登る事も雛人形に触ることもなく、なんと雛人形が無事に雛祭りを迎える事ができたのでした。
雛人形の首が取れるアクシデントぐらいは覚悟していたのでちょっと拍子抜けです。
ただ雛人形を片付け終えた時、はれるが「こわいこわい、ないない」と言って喜んでいた。
もしかしたら雛人形が怖かったのかも。
実際、りんたろうもるいも夜寝る時にお雛さんの置いてある部屋で寝てくればと言うと
「無理!ちょー無理!」と相当怖がっていた
確かに雛人形の顔だけ見ると、ちょっと怖いかも。


怖いと言えば我が家で一番の怖がりは小学1年生のるいである
夜寝る時一人でトイレに行けないのである
確かに子供の時は夜のトイレって一番怖かったのを思い出します
この間もこんな事がありました
寝る前にるいだけトイレに言ってなかった
「ねー誰か一緒にトイレ行こ!」と言ってきたのだが、みんな眠たかったのでるいの問いかけに対して全員が無視をした
すると普通だったらオシッコをしなければいけないという理性が働き誰かにお願いしてついて来てもらうか、もしくは勇気を振り絞って一人で行くかどちらかを選択するのだが、彼は違った
「無理!ちょー無理!」と言って布団に潜りはじめた
え!?
オシッコをしないで寝るつもりだ
やばい!
トイレに行かせないと明日の朝、見事な世界地図が出来上がってしまうではないか。
やばい!やばい!
「るい!オシッコに行って来い!、お前明日、おねしょするぞ!」と言っても
「無理!ちょー無理!誰かついて来て!」と言って一向に布団から出る気配がない
一人で行く気は更々ないつもりだ
こういう時は私かかみさん、どちらかが連れて行くのだが、
かみさんを見るといつの間にやら気配を消して寝ているではないか。いや、厳密に言うと寝ているふりをしている。
はは~ん、そうきたか、
こういう時はいつも我慢比べになる。
よし、一緒に行こうというのは簡単だが、なんか、かみさんに負けた気がする
かみさんはかみさんでなんとか私に行かせようとみえみえの寝たふり大作戦
互いに相手の様子を窺いながら10秒ほど過ぎたその時である
「しょうがないな、一緒について行ってあげるからおいで!」
勝負は決した
勝った!
私は布団の中でガッツポーズをした
が、しかし、
この声はかみさんの声じゃないぞ
この声は、
このカナリアのようなかわいい声は・・・・・・
ひなただ
彼女は布団の中から飛び出しスタスタとトイレに向かって歩きはじめた
「ひなた、ちょーやさしい!」とりんたろうの声が聞こえた
わたしもかみさんも「ひなた、やさしい!」と言った後で
「ひなたは怖くないの?」と聞くとなんと
「怖いけど、るいがかわいそうだからついて行ってあげる!」ですって
かっこいいー!
この不景気の中、ひなた株急騰である
突然の救世主にるいは「あいがとうございます!ありがとうございます!」を連発しながらひなたのうしろについて行った
かっこ悪ー!
るいかぶ急落!である
といった訳で今回はひなたに助けられたるいではあるが我が家の一番の怖がりはるいであることに間違いはない
ただ、そんな怖がりのるいがよく借りて来る本がなにを隠そう
「おばけの小学校」
である
なんでやねん!