晴に歯がはえて来た。下の歯が二本、歯茎から頭を出してきた。
そんな晴に指をがぶり!たいして痛くないと思いきやメチャクチャ痛い!
リアクションが出川さんばりの大きさだったのがいけなかった。
我が家の小悪魔の陽が声をかけてきた。
「パパ、今、はれちゃんにかじられたよね。」心配しているのかと思いきや顔が不気味に笑ってる。
「パパ、指貸して」と同時に指をがぶり!
『ぎゃーーーー!』
出川さん、上島さんを超えたりアクション、というよりマジで痛かったのでマジリアクションである。
我が指を見ると歯型がくっきり。
『こらっ!ひなたー!』と怒ると陽
大・大・大・爆笑!!そして一言
「パパ、もう一回!」あほか!いやじゃ~~~~。あ、あ、悪魔がきたりて指をかむ~~~!


三学期の終業式の夜、久しぶりに麟太郎と二人っきりで風呂に入った。
最近は子供達まとめて入れることが多かったので、物凄く新鮮な感じであった。
湯船に浸かりながら話をした。
彼は今夜はやけにセンチメンタルだった。
5年生になるとクラス替えだからちょっと寂しいらしい、
「○○先生今年で学校終わりなんだよな~」
特に担任の先生とのお別れが彼をセンチメンタルにさせている。担任の先生は今年で定年を迎える男の先生で「子供は褒めて育てる」という教育理念で麟太郎もこの一年間で人としてかなり成長させて頂きました。そんな大好きな担任の先生にクラスの全員がお別れの手紙を書いて渡した事を話してくれた。で、ちなみに麟太郎はなんて書いて渡したのかと聞くと、
「俺?、ん~ん・・・・・・」と照れくさそうに恥ずかしそうにしながらも答えてくれた。
「○○先生、先生のお陰で算数が大好きになりました。あと言葉使いもよくなりました。有難う先生、これからも元気でね!って書いた。」と言いながら彼は大粒の涙を出し泣き始めました。
聞きながらつい私も切なくなりました。こういう時って何を言っていいのか解からなくなるものですね。
『○○先生が担任になって良かったよな。』と言うと
麟太郎は「うん!」と泣きながら答えた。


出会いがあれば別れがあるのは当たり前、出来ることなら別れたくないと思うのが人の情、
これから何度も何度もこういった悲しみを経験するでしょうね。それと向き合い乗り越えることが彼らの成長へとつながるのでしょうね。

麟太郎の素敵な出会いと切ない別れ、そして日々成長している子供達に乾杯!