みなさん、こんにちウェスポン!


長女・陽(ひなた)が今、おもちゃのレジにはまっている。

商品をバーコードで“ピッ”とやるのが好きらしく、

暇があれば“ピッピッピッ”とやっている。


一人でやっているのか?


いや、違います。『お客さん』という遊び相手と一緒にです。

陽にとって、『お客さん』は誰でもいいみたいで、

近くにいる人に、


「どうぞ!お店開いてますよ!」


と声をかける。

すると、自動的にレジ遊びがスタートしてしまう。

相手の気持ちは全く無視である。

遊びを拒否しようものなら、泣くはわめくはの大騒ぎで、

付き合わざるおえなくなる。

理由をつけてレジ遊びから抜けようものなら、

レジのマイクですぐ呼び出しがかかります。


「ヨシダパパ、ヨシダパパ、お買い物に来て下さい!」


無視をするとレジを私の横までもって来て、

レジのマイクで、


「ヨシダパパ!ヨシダパパ!」


参加するまで、エンドレスである。


一度どこまでエンドレスに続くのか、ずっと無視続けると、

急にキレだして、


「いい加減にしてよ!」


いやいや、こっちのセリフ!


レジ遊びに参加すると、最低30分は付き合わされるので、家族全員、戦々恐々である。

やる事と言えば、商品をバーコードで“ピッ”だけですから。

だから、我が家では最近、陽が物置きからレジを出しているのを見るやいなや、

家族全員、見事なまでに陽の前から姿をくらますのである。

しかし、陽もただでは起きない。

レジのマイクで、


「ヨシダパパ!ヨシダパパ!」


こういう時に限って、いつも私である。

仕方なく付き合うこと10分。



なかなか終わらない。


「あっ、お店そろそろ閉店時間ですね。それじゃ!」


と言って、終わらせようとすると、

私の目をじっと見て陽が一言、



「パパ!お店は、お・わ・ら・な・い・の。」



「ノーー!」


地獄である。


そんなレジ遊びの途中、


「パパ、ちょっとレジを見といて」


と言って、部屋を出ていった陽。


待つこと、5~6分。

なかなか帰って来ないので、リビングに行って見ると、

な・な・なんと、陽はかみさんのヒザ枕で、グッスリ寝ているではないか。

本当に自分勝手な娘だ。


が、しかし、レジ遊びは終了だ。


「ラッキー!」


物置きにレジをしまう時あくまでも家族の安全を考えて、

ちょとだけ取りづらい所にしまうのが、我が家のルールになった今日この頃である。