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はるのはる

☆はるのはるな毎日☆
読んだ本とたま~に観た映画の一言を…

風待ちの人

伊吹有喜



“心の風邪”で休職中の男と、家族を失った傷を抱える女。海辺の町で偶然出会った同い年のふたりは、39歳の夏を共に過ごすことに。人生の休息の季節と再生へのみちのりを鮮やかに描いた、著者デビュー作。『四十九日のレシピ』にも通じるあたたかな読後感に心が抱まれる物語。




グッバイ・エンジェル

シャロン・サラ



ジェイドは幼い頃に母に連れられ、カルト教団で暮らしはじめた。だが
まもなく母は亡くなり、一人残された少女は想像を絶する日々を送る。
そして12歳で教団を抜け出すと、絵の才能だけを頼りに人目を避け
暮らしてきた。それから15年。彼女が描いた母の絵を見たという、
ルークと名乗る長身の男性が訪ねてきた。「お父さんが君を捜してる」
その優しくも真剣な目を見たジェイドは再び運命が動き出すのを感じた。




彼女の家計簿

原田ひ香



シングルマザーの里里の元へ、疎遠にしている母親からぶ厚い封筒が届く。五十鈴加寿という女性が戦前からつけていたという家計簿だ。備考欄に書かれた日記のような独白に引き込まれ読み進めるうち、加寿とは、男と駆け落ち自殺したと聞く自分の祖母ではないかと考え始める。妻、母、娘。転機を迎えた三世代の女たちが家計簿に導かれて、新しい一歩を踏み出す。




ストラングラー

死刑囚の告白

佐藤青南



死刑囚にして、元刑事の明石陽一郎と秘密裏に組むことで、捜査一課の簑島明は〈ストラングラー〉模倣事件を解決した。しかし十四年前の連続殺人事件そのものに迫ろうとした時、証拠捏造をした警部補の伊武が射殺される!それは警察内部に再審請求を望まぬ者がいることを示していた。簑島は困惑しながら、拘置所内の明石と協力し、新たなる少女疾走事件解決と大量殺人計画阻止に動きつつ、捜査協力の代償として、冤罪を証明する証拠を集め始めるのだが……。待望の続編登場!




ストラングラー

死刑囚の推理

佐藤青南



警視庁捜査一課の箕島朗は、小菅の東京拘置所に向かった。面会相手は死刑囚・明石陽一郎。十四年前に四件の殺人を犯したとされる男である。事件当時大学生だった箕島は、恋人の久保真生子を殺されていた。最近発生した“ストラングラー”と呼ばれる犯人による連続殺人は、明石の事件と共通項が多い。懸命に感情を押し殺して尋問する箕島に、明石は驚くべき発言をする。「十四年前の事件は冤罪だ。あんたに、おれの無実を証明する手助けをしてほしい」―。