これは、僕と彼女の夢の…

まさしく夢のようだった時間の記録。



僕の名はサトル。
どこにでも居る、いわゆる平均的な男だ。

仕事を辞め、フラフラしてた時に中学の同級生に誘われ水商売を始めたのはニ年前。

何もかもが平均点な僕が水商売の世界で大成する筈もなかったが、

何故かNo.クラスの先輩達には可愛がられた。

おかげでその内の一人が開店したメンズパプで店長をしていた。

毎日休みなく20時~9時まで必死で働いた。

考えられない値段で売られる酒。

信じられない金額を支払う客。

欲望の底辺にある最も汚い感情。

そんな中で毎日を過ごすうちに僕は人間不振になり、同時に金銭感覚も狂って行った。

当時、僕には彼女がいた。

客じゃなく、本当に心が許せる彼女。

僕が水商売の世界に身を投じる前から付き合っていた彼女。

『いつか結婚しよう』そんな約束もしていた。

僕が水商売をすると話をした時、

涙を浮かべながら、でもその涙を堪えるように

『貴方が代わらずに貴方でいてくれるなら…』

と小さく頷いた。

そんな彼女の涙の意味を僕は今更ながらに知る事になる。

彼女とはもう二ヶ月以上まともに連絡を取っていない。

メールが飛んできても無視。

電話が掛かってきても、

『今忙しいから』

と、切ってしまっていた。

僕は久しぶりに彼女に電話した。

『…もしもし』

「もしもし?俺。久しぶり。」

『…うん。』

心なしか声が暗い。

二ヶ月以上も放っておいたから当たり前か。

『…どしたん?』

「うん。あのさ、今度の土曜って忙しい?」

『え?ううん暇だよ。』

彼女の声のトーンが上がった。何かを期待してるのだろう。

「そっか!んじゃさ、その日ウチの店来いよ」

『・・・店…。』

「うん。今俺店長やってんだよ。」

『…店、出したんだ?』

「出したってゆーか雇われだけどね。とりあえず土曜、また連絡するわ」

短い沈黙の後、彼女は小さく『わかった』と答えた。


当日、夕方に連絡を取り、夜になって店の下に着いたと彼女から連絡があった。

僕は迎えに行く為に店の下へと降りて行った。

「久しぶり!よく来たね。」

「…久しぶりだね。」

「まぁいいや、とりあえずココに居ても仕方ないし店行こう。」

「…うん。」

僕は挨拶もそこそこに彼女をエレベーターへ連れていく。

「しかし…そのカッコ、めっちゃ普通だな」

「え?うん。だって私こーゆー服しか持ってないし…」

「近所に買い物行くんじゃないんだからさ。もっと綺麗なカッコしてきなよ。」

「でもこれ…サトルが良いねって言ってくれて買った服だよ…」

「そだっけ?まぁ今度もっと良い服を選んでやるよ。」

「・・・ありがとう」

店内に入ると既に何人か客が来ていた。

客の中心は同業者か風俗関係だから金は持ってるし、みんな良い服を着ている。

僕は彼女の服装を改めて見て、少し恥ずかしくなって彼女をカウンターの一番奥に座らせた。

「慣れてないし、隅の方が落ち着くだろ?」

なんの事はない。

一番目立たない場所に追いやっただけだ。

「今日は特別に5000円でいいからさ。楽しんでいきなよ」

これも嘘。

新規の客はみんな2時間5000円で飲み放題と決まっている。

僕はカウンターの中に入ると彼女の前に立ち、新規用のハウスボトル・アイス・ミネラルウォーターを並べ、水割りを作りながら彼女に言った。

「店内で彼女だとバレると色々面倒だから会話は選んでな?」

「え?・・・う、うん。」

何故?とは聞かなかった。

最初は近況とか自分の事を色々話していた彼女も次第に言葉数が少なくなる。

当たり前だ。会話を制限してるのだから。

「ちょっと他の席も回ってくるから。まぁ適当に楽しんでてよ。」

「え?」

「仕方ないよ。だって俺は店長だし。それに席を順番に回るのがルールなんだよ」

彼女は何も言わなかった。

それを肯定と受け取った僕は他の席を順番に回った。

彼女の席に戻ったのは2時間後、飲み放題の時間が終わった時だった。

「おかえり。」

「だだいま。どう?楽しんでる?」

「・・・うん。」

「なら良かった。ところでさ…」

「ん?」

「そろそろ帰らないと電車なくなるんじゃない?」

「それは…そうだけど・・・でもまだ貴方と話したいし、タクシーなら・・・」

「勿体ないよ、タクシーなんて。また来れば良いんだからさ。今日は帰りなよ。」

タクシーの事なんてどうでもいい。

2時間で新規が打ち切りだから帰らせたいだけだ。

彼女は無言で金をカウンターの上に置き、そのまま店を出て行った。

僕は彼女を追い掛ける。

「待ってよ」

「忙しいんでしょ?お店戻っていいよ。私は一人で帰れるから。」

「下まで見送るよ」

「それもルール?」

「まぁ、ね。」

そのまま彼女は黙り、僕も黙ってエレベーターで下まで見送る。

「今日はありがとな。またおいでよ。」

「ねえ、ちょっと時間いい?」

良くない。早く店に戻らないと。

「少し…だけなら。」

少しで良いからと言い、彼女が続ける。

「今の仕事を始める時に私が言った事…覚えてる?」

「覚えてるよ。俺が俺のまま変わらないなら…ってヤツだろ?」

「覚えて…たんだ。」

突然何を言い出すんだろう。

僕は正直、面倒臭いと思っていた。

「当たり前じゃん。ずっと覚えてるよ。」

「覚えてるんだ…。」

「何が言いたいの?俺マジ忙しいんだけど。」

僕は苛立っていた。

「忙しい…か。じゃあもう1個だけ。」

「何?」

「サトルは…今でも変わってない?」

言葉が出なかった。

僕は変わってしまった。

金と自分しか信じられない汚い男になっていた。

言い淀む僕を見透かすように彼女が言った。

「人は…変わって行くものだよね。貴方も…私も・・・」

そう言い残し彼女は夜の闇へと消えて行った。




彼女から別れを告げられたのは次の日の事だった・・・


前回予告(?)した小説っぽいものを勢いで書いてみた・・・w

これから載せて行くと思うので暇で暇でどうしようもない人は読んでみるといいかもよっ!


最初に注意事項。

1:一話完結ではありません。

2:話数・オチはまだ考えてません。

3:書きながら話を拡げるタイプの人間なので、話に一貫性がなくなる可能性があります。

4:名称(個人・団体)は実在の物とは関係ありません。

5:軽く読み流しましょう。真剣に読むと粗が見つかります。

6:粗が見つかっても生暖かい目で見守って下さい。

7:不定期更新です。

8:感想的なコメントを戴ければ小躍りします。



こんなgdgdな感じですが・・・

それでも良いというM属性の方は読んでみて下さいね♪


それでは…

小説っぽいもの

『僕と君との在り方』

スタート☆彡
急にふと小説っぽいものを書いてみたくなったりする真紅ですこんばんわ。


過去にも少し書いたコトあるんだよね。

そん時は出版社の人間から接触がありました。

『貴方のお話を本にしませんか?』

って。


え?全然凄い話じゃないです。


浮かれて話聞いたら自費出版の話だったしwwww

おまけに後々調べたら出版費用名目の詐欺だった\(^。^)/


まぁ自分で金出してまで『読め!』って程、ナルシストじゃないから断ったけど…

『電●男』やら『DE●P LOVE』やらの例もあるから、もう少し【自分大好きっ子】だったら危なかったかもwwwww

ホント、何でも商売になる時代ですね←


まぁそのブログは閉鎖する程度のショックは受けましたがwwww

それ以来、全く書いてないし。
まぁ文才もある訳じゃないけど…

マビノギのお友達で…

コスチュームコンテストに応募した子やら、

トラウマを乗り越えて立派に働いてる子やら、


リアルのお友達で…

事業を興した子やら、

某競技のプロになった子やら、


なんかもうミンナ凄げぇなぁ!って触発されたのは事実。


私には何か特別な物がある訳じゃない。
認められるのは素晴らしい事だけど、
結果、ただの自己満足。

そんな無駄な時間も人生には必要なんじゃないかと思う。
何かを成し遂げた事実には、
達成感という祝福が待っている。


…なんつってw



もし気の迷いで書き始めたら、

どーしても暇な時にでも読んでみると後悔できるよっ!