2026年7月20日(月)
~鉄スクラップ相場・リサイクル業界・資源循環の最新情報~
おはようございます。
本日も「ロジクル資源循環ニュース」をご覧いただきありがとうございます。
鉄スクラップ相場や非鉄市況、廃棄物処理・リサイクル業界の最新ニュースを、現場目線・経営目線で分かりやすくお届けします。
■ 東京製鉄 建値情報
東京製鉄は7月18日より九州工場を含む多くの工場で鉄スクラップ購入価格を改定しました。
九州工場(7月18日改定)
・H2(特級) 52,000円/t(前回比▲500円)
・新断 53,000円/t(前回比▲500円)
・シュレッダーA 52,500円/t(前回比▲500円)
・電特A 54,000円/t(前回比▲500円)
九州地区では今月に入り合計1,500円の値下げとなり、鉄スクラップ相場はやや軟調な展開となっています。
今後は国内需要だけでなく、中国市場や海外鉄鋼需要の動向にも注目が必要です。
■ 非鉄金属・マーケット情報
銅(Copper)
銅価格は依然として高値圏を維持しています。
世界的なインフラ投資やEV需要が価格を支える一方、景気減速懸念が上値を抑える展開となっています。
アルミ(Aluminum)
アルミ価格は比較的安定しています。
飲料缶(UBC)やアルミサッシスクラップは堅調な需要が続いています。
為替
円安基調が継続しており、輸入原料価格や非鉄スクラップ相場を下支えしています。
■ 今日の業界ニュース
リチウムイオン電池による火災が過去最多
環境省によると、リチウムイオン電池が原因とみられる火災・発煙事故は全国で過去最多となりました。
近年増加している原因は
・モバイルバッテリー
・電子たばこ
・ハンディファン
・電動工具用バッテリー
などの混入です。
特にリサイクル施設や中間処理施設では、破砕工程で発火するケースが急増しています。
ポイント
排出事業者への周知だけでなく、受入時の選別強化がますます重要になっています。
リサイクル設備導入補助金 公募中
環境省では、
・プラスチックリサイクル設備
・太陽光パネルリサイクル設備
・蓄電池リサイクル設備
などを対象とした補助事業を実施しています。
設備投資を検討されている事業者は、一度制度内容を確認してみてはいかがでしょうか。
処理施設での安全管理
夏場は気温上昇に伴い、
・廃プラスチック
・木くず
・可燃物ヤード
などで自然発火のリスクが高まります。
保管量の管理や温度確認、定期的な巡回を徹底しましょう。
■ 資源物動向
古紙
段ボール需要は安定していますが、品質管理がこれまで以上に重要になっています。
PETボトル
国内需要は堅調です。
ラベル・キャップ・異物除去が高品質ベールのポイントです。
古布
輸出向け需要は横ばいですが、品質による価格差が大きくなっています。
廃プラスチック
再生原料需要は堅調ですが、異物混入の少ない高品質品への需要が高まっています。
■ 今週の注目ポイント
✔ 鉄スクラップ相場はやや軟調
✔ 銅相場は高値維持
✔ リチウム電池火災対策の重要性がさらに高まる
✔ 夏場は自然発火・熱中症対策を徹底
■ 今日の安全チェック
✅ リチウムイオン電池の混入はありませんか?
✅ 消火器・散水設備は使用できる状態ですか?
✅ 重機・フォークリフトの日常点検は完了していますか?
✅ パッカー車の油漏れや異常はありませんか?
✅ 熱中症対策(水分・塩分・休憩)は十分ですか?
■ 編集後記
スクラップ相場は日々変動しますが、会社の価値を左右するのは「安全」と「品質」です。
一件の火災や事故が、大切なお客様や従業員、地域からの信頼を失うことにもつながります。
今日も安全第一で、資源を未来へつなぐ仕事に取り組んでいきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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