今回は、直腸癌とは関係ない、アメリカ生活についての投稿をしてみようと思います。
たまたまユーチューブで見た下記動画。
アメリカではラーメン1杯2800円!?記録的な円安・物価高でアメリカ在住の日本人が苦境に・・・現地の価格を徹底調査|TBS NEWS DIG
日本では一杯820円の一風堂のラーメンがニューヨークでは2800円、と言っています。一杯およそ20ドル。Coco一番館のカレーが、日本では864円、ロサンゼルスでは14.72ドル。日本円で2100円。日系スーパーのお弁当、おにぎりが1.89ドル(270円)、牛丼が8.99ドル(1285円)、お寿司8貫14.99ドル(2100円)。
で、これらを見て「アメリカのインフレがすごい!」って言ってるんですが、住んでいる僕からすると、どれもコロナ前からこれぐらいの値段で、実はあまり値上がりしていません。ドルで給料をもらって、ドルで買い物をする側からすると、びっくりするほどインフレになってないんですよね~。値段が上がっているのは、アパートの家賃や自動車、中古車、電化製品、ガソリンなどで、今のところ生活必需品がびっくりするほど上がっている、ということはありません。
さてニュースで話題になった商品ですが、ハンバーガー屋、ピザ屋、などと比べると、ラーメン屋なんて全然少ないです。それは他と比べて需要が少ないからです。カレー屋だって、僕の住んでいる地域ではCoco一番館なんてありません。昔、家から車で30分ぐらい、約50キロのところにハウス食品系列の日系のカレー屋さんがありましたが、閉店してしまいました。こちらも需要がないからです。どちらかというとインドのレストランの方がものすごく多いです。日系スーパーのお弁当だって、購入するのは日本人がメインで、時々中国人や韓国人が来るぐらいです。日系スーパー自体が少ないんです。
需要がなければ、必然的に材料費なども高めになります。材料を大量購入できませんからね。材料が高ければ販売価格も高くなるわけで、その時点で日本との比較というのは難しいと思うんですよね。
そしてさらに円安。1月ごろは115円ぐらいだったんです。それが今や140円。約20%の上昇です。そこが一番大きいかな、という感じがします。
どうせ比較するなら、例えば牛乳。牛乳なら、日本でもアメリカでも需要があります。
日本だと1リットル200円ぐらいですかね?アメリカの僕の住む地域・・・かなり物価の高い地域ですが・・・1ガロン5.89ドルぐらいです。1ガロンは3.78541リットルなので、計算すると1リットル1.56ドル=218円です。でもこれ、1ドル140円で換算しています。昔の115円で換算すると、179円です。日本とそんなに変わらないんですよね。
今後、日本のニュースで「アメリカの物価が~!インフレが~!」というニュースをご覧になっても、あまり鵜呑みにせず、ちょっと視点を変えてみていただけたら、と思います。
