夜は何度かトイレで起きたが、基本的にはゆっくり寝れたと思う。術後の一泊目の夜に起きた低血圧事件は、いつの間にか良くなっていてすっかり忘れていた。確か上が80を切ってい大問題になったが、今日はいつもの110近辺。全然問題なし。

 

朝、ナースが「退院は10時とか11時とかにできるけど」と言ったが、「奥さんが1時か2時ころに来る」と言ったら「全然オッケー」とのこと。

 

排便のこともあり、昨日から食事は少なめ。コーンフレーク+低脂肪牛乳、プリン、アップルジュースとか。お昼はチキンスープとヨーグルト、とか。夜もおかゆとゼリー、とか。排便では血便が完全に止まり、ややペースト状になってきている。でも、出すときに痛いし、大量に出ないので食べれば回数も多くなる。

 

ナースに「朝ご飯は食べた?」と聞かれたので、「一応、注文したのは全部食べたけど、少なかったかも」「何を食べたの?」と食べたものをリストしたら「結構食べれたね」と笑われた。

 

Youtubeを見ながらのんびりしていたら、お隣のクレッグさんは12時ころ退院。うちは奥さんが12時半に到着し、ナースがそれを察知したか、1時ごろ退院手続きをしに来た。書類作業が全て終わったら、運搬係にお願いして車いすで病院の入り口まで。奥さんが車を入り口まで乗り入れてくれて、そのまま乗って帰宅。日曜日の午後は渋滞もなく快適。

 

家に到着してからは、そのまま2階へ。階段がつらかったけど、ゆっくり上ってなんとか到着。久しぶりの家、やっぱり落ち着く。病院だと、手にセンサーを付けられたり、ポートからチューブが出てたり、と大変だったし。また自分の寝るマスターベッドルームからトイレはとても近いし、自分専用なので時間を気にしなくていいし、とっても快適。やっぱり退院できて良かったな、と思う。

 

そういえば誰かが「アメリカで入院が短い理由は、もちろん医療費が高いのもあるけど、病人の自立とかも考慮している、らしい。また病院よりも家の方が家族がいたりして、病人意識が低くなるので、それも回復を早めることになる、と考えられている」と言っていたが、その通りかもしれない。

 

そう考えると、何週間も入院する日本の状況もうらやましいけど、早期退院も別に悪くないな、と思ったりもする。まぁどちらにしても、無事に退院できて良かった。

 

入院中の病室からの風景