肛門温存の術式について | 直腸癌闘病日記

肛門温存の術式について

入院→手術のお話をする前に少し
セカンドオピニオン先での肛門温存手術の話をします。


肛門温存の権威 久留米大学の白水教授のところへ行きました。

まずは肛門について
http://www.ichou.jp/parts/icj-ans.html


上の図のように肛門には内肛門括約筋と外肛門括約筋があります。

白水教授の肛門温存方法は腸から肛門までの間の
上記2つの肛門括約筋を完全に切ってしまい肛門の方を
少し残す術式した。


私の場合は肛門から約1cmの場所に癌があるため
肛門部分に残せる筋肉はほんの数ミリとなるのです。


頻便/便漏れ等の説明を聞いた上で果たしてこの術式で
肛門機能を保つ事はできるのか?
ただ人口肛門を回避するだけで実際は頻便/便漏れに
一生悩まされる状態になるのではないか?
人口肛門について調べると肛門から便はでない代わりに
パウチ(袋)の中に溜まり定期的にそれを捨てる
匂い等はそこまで激しくない・・・・


悩んだ挙句出した結論は永久人口肛門にするという事でした。

次回、入院から手術までをお話します。


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後日お話しますが、結局ガンセンターでの手術は
肛門温存希望を優先し久留米大学とは異なる術式での
手術を試みました。


一般的に直腸癌の手術は腸を切ります。
腸を切ると患部温存の為に肛門を温存したとしても
約3ヶ月~半年は一次的な人口肛門となります。