俺がいた営業会社は間接部門の評価までを「数値化」で評価するような会社だった。
営業部の事務所内に「A1用紙大の中吊り」はよくありがち。
事務所のど真ん中にA1用紙大の中吊りを垂らし
「今月目標●▲ 必達」とか「なるぞ!日本一」と書かれた文字を見ながら
営業独特の数字に生きる世界を感じさせられたものだ。
その中吊りが人事部のフロアにあったのにはぶったまげた。
考えてみると人事部の評価を数値化ってできなくもない。
その会社はヘッドハンティングもしていたし
ヘッドハンティングで採った人数とか採用担当した人間のパフォーマンス
を数値化すれば人事一人一人の評価を公正にできる。
どういう基準かは定かではないが とにかく人事部マネージャーは降格した。
数値化は一番公正で かつシビアにするときには有効だ。
営業だけでなく どの部門でも数値化はやり方次第では可能で
期待値に対する達成率で判断するようにしたら
組織はピリッとしてくるものだと思う。
そもそも社会人の仕事とは「結果との闘い」「数字との闘い」。
ベストエフォート(頑張ってみますけど結果はどうなるか知りませんよ)は、仕事じゃない!!という考えも成り立つかも知れない。
三重県北川知事は歳出削減策として数値による目標管理を取り上げ結果を出した。
(いつまでに何をどの水準まで持っていくか?そしてその達成度は?)
「給料が出せる会社」にするためにはベストエフォートはよろしくない。
ちなみにこの会社はそこそこ給料がよかった。