来場は求人数の半分 福祉の就職相談会 | アルバイト/求人ニュース記事

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紀南福祉人材バンクなどが主催する就職相談会「福祉・介護のしごとフェア」が3日、和歌山県田辺市文里2丁目のホテルであった。来場は昨年より11人多い100人で、求人はさらに多く近年最高の200人。福祉・介護の人手不足が浮き彫りになった。

 フェアは福祉の仕事に認識を深めるとともに、人材や専門職の確保が狙い。毎年、夏と冬の年2回開催している。今回は田辺市や周辺町から32の福祉事業所と施設が参加。来春新設の施設もあり、正規職員の求人割合が例年より多かった。

 来場者は希望する事業所と面談したり、社会福祉士や介護福祉士など資格取得の相談コーナーに列をつくった。

 目立ったのは転職希望者。みなべ町の会社員男性(31)は「参加して男性の求人も多いことが分かった。働きながら資格を取得し、ステップアップしたい」、白浜町の会社員男性(39)も「給料は下がるが、社会貢献できる仕事にやりがいを感じる」と意欲を見せた。

 一方で、学生の姿は少なかった。人材バンクは「福祉系の専門学校、大学に案内を出しているが、人材はどこでも取り合い。都市部に流れがちだが、ぜひ地元で働いてもらいたい」と話した。

 ブースを出していた田辺市の特別養護老人ホームの担当者は「介護の仕事は人間性が重要。明るく、真面目な人材は常に求められている。資格がなくても育てられる環境がある」と呼び掛けた。

記事元

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110704-00000003-agara-l30