幼稚園決定までの苦悩~通い始めた息子の様子を見て反省点
ちょっとこの記事はだらだら~とそのときの雰囲気など書きたい気分です。
長文ですみません。
日本にいる間に、夫が幼稚園見学にどんどん回ってくれて、幼稚園のリストが
しゃんしゃんエクセルファイルで 送られてきました。
見学は平日に。なるべく園児のいつもの様子も見たいということで。
こういうことを任せると、仕事の都合をやりくりして行ってくれたのはありがたかったです。
(しかし物件見学が一段落してから・・気のせいか(?)幼稚園は腰が重くて私はやきもきしてました)
早く行ってよね!と言いたいところだけど、「大変だろうけどお願いね、無理はしないでね、ありがとう」と
上手に旦那様に動いてもらうと円満ですよね
話がそれました。
興味深かったのは、夫がかけてくる“見学したてホヤホヤ電話”。
見学が終わると必ず電話をくれていたのですが、そのどれもが
「いや~良かったねえ!ここが一番今までで良いと思ったよ。うん。」
という内容だったことです。
わりと冷静な判断ができる人なだけに、毎回「ここが一番!」と言うのには笑いました。
言わなかったのは、100%インターのMMI・キディケア、それからバーンラックでした。
理由はあとで述べますが、私としてはキディケアは近くて安心ということ、
バーンラックも費用は安いし雰囲気が気に入っていたので、最後まで割り切れませんでした。
夫「キディケア、先生がおおらかですごく良い人なんだけど、100%英語だよ?俺、5分で滝汗だったよ。
これ息子(4歳)にはかわいそうでしょう~^^;」
私「そりゃそうさぁ~。まあでも子どもは順応が早いし大丈夫なんじゃない?
それより雰囲気が良いってことで良かったなー^^候補・候補♪」
かみ合ってない夫婦。
私なんて人の話聞いてないですからね
そうして、すべての幼稚園の(うちの場合の候補)見学を終え、また話し合いました。
夫「akiちゃんはどこが良いと思った?」
私「うーん。最初は英語のインターと思っていたのだけれど、息子には厳しいんじゃないかっていう
あなたの意見もとてもわかる。というか、私自身もわかっていて理想を求めていたのよね。
ならば、日本人が多く通っていて、かつ保育はタイ語という緑溢れるバーンラックが魅力的かな~。
まわりの友人に意見を聞いたら、せっかくの海外だからと同じ風に考える人が多かったし、
日本人のお友だちもできてかつタイ語も自然に身に付くという・・こうなったらせめてタイ語というか!?
次男(0歳)もじきにどこかに入園するとなると(バンコクの幼稚園は1歳半から受け入れてくれます)
長男がバーンラックだととても良心的な値段だから助かるし。
それに、園庭では長男の大好きな虫捕りもできそう♪
夫「怪我したときや急な病気のときに、タイ語がわからないakiちゃんはどうする?」
私「うーん・・・みんなどうしてるんだろうね?でも日本人が経営していらっしゃるんだし、
日本人生徒が通っているんだから、なんとかなってるんじゃないのかな。
4歳だから、お友だちが怪我の経緯とか教えてくれたりして・・」
【追記:現在バーンラックは事故防止や細かい連絡を徹底していく方針だそうです】
夫「あ、そう・・・・akiちゃんが良いのなら良いけど、俺はどうかなと思うんだ。
インターしかり、物心ついている4歳の息子が新しい幼稚園に通い始めて、さらに何を言っているのか
わからないストレスを当分の間抱えることにならない?
それに長く住むのなら良いけど、へんに欧米かぶれして日本人らしくない言動になるのは嫌だし、
のんびりしているタイ人気質になって日本に帰ったら、日本のスピードや何やかやと細かさに
付いていくのが大変になるかもしれないよ。」
在タイ3年。 本が好きで、正しい日本語にはこだわりもある夫は英語にもタイ語にも反対です。
それにやはり日本人としてのアイデンティティが薄れるのではないか、と。
(注:どこの園にもだいたいヘルパーのタイ人はいますが、主な指導や主導権は日本人先生)
私「あ、そうかあ・・・。」
やはり夫婦そろって「ここが良い!」という園に預けたい。
たかが2年。されど2年。 この2年だけの話なのに、どうも子どものことになると親は悩む。
結局、日本人のための英語教育が充実している日本人経営の幼稚園に決定しました。
でも、私は妥協したという感じとかではなく、日本語が確立している息子のことや私の理想と現実・
夫の意見などを考えに考えた末、我が家の場合は外国語保育の園よりも日本語を柱にした
日本人のお友だちのいる幼稚園が望ましいという気持ちに、迷いなく切り替わっていたからです。
もしもこれが1歳になったばかりの次男の幼稚園探しだったら、また話は全然違ってくると思います。
こうして、幼稚園探しの幕は閉じ。
あれから、ひと月。
通っていた幼稚園のお友だちと(ママたちとも)、涙涙のお別れをしてこちらの園に入園しました。
息子は見学のときの印象がとても良かったらしく、入園前から「もうお友だちもできたし!」と言っていました。
が、実際入園してみると・・入園式は無いため(人数が揃わない)、
普通に「いつもの」雰囲気の教室。 新しい入園生はクラスにいない様子?
身支度をしているお友だちの朝の光景を、きょろきょろと見回し、ちょっとうろうろと存在をアピールしたあと・・
うわーーーん!!ママがいい!ママがいい!!と泣き出してしまいました。
うう、わかる。わかるよ。 こりゃー心細いわ。 ママも泣きたくなったもん、苦笑
初日はお昼には迎えに行きました。
“最初はうつむいていたものの、そのうち泣きやみ、給食は残さずに食べた”とのことでした。
迎えに来た私にむかって、本当は違うのに「楽しかったあ~!ふう!」と強がってみせる息子。
翌日は朝から「ママ?幼稚園・・行きたくないなあ・・」と。
励ましたものの、すごくブルーに登園。
ですが朝の歌の最中の教室に入って座るやいなや、笑顔(泣きそうな)を作り
見よう見真似でみんなと同じように先生を見て懸命に歌いはじめました。
自分はよそ者じゃないんだ、僕だってちゃんとわかっているんだ!と息子なりに必死なのです。
その姿には涙が出た・・。
素直に初心者顔をしていれば良いのに、そうできないのは、日本の幼稚園で持ち前の明るさで
リーダーシップを発揮していたせいもあるかもしれない。
私は、“すぐに慣れるからどこでも同じ!”と、幼稚園選びでは当初
息子の環境が大きく変わることがわかっていながら、理想ばかり言っていた自分を反省しました。
もちろんどこの幼稚園に入れたって最初は泣いていたでしょうが、
言葉の通じない園だったらこの一週間、私は心配でかわいそうで残して帰れなかったと思います。
その翌日・また翌日・・・、新しい園のルールや流れをわかろう・なんとかお友だちに馴染もうと
4歳の息子の精一杯頑張っている姿を見て、幼稚園探しにあれだけ悩んだ日々のことを考えています。
私は、何を一番大事に考えていたかな。
私にとって良い園を探してはいなかっただろうか。
もちろんそれは悪いことじゃないけれど。
息子に起こる環境の変化や気持ちを汲んでいたなら、なるべく違和感のない園を、と
最初から考えてあげれたのに。
こんな性格の息子。 それに私。
やっぱり最終的に夫の言うことを聞いていて良かった、と思うのです。
追記: バンコクの幼稚園では日本と比べ、転園がかんたんにできるという情報もよく目にしますね。
確かにそういうことは可能なようです。長く通ったのちに理由ある転園ならば話は別ですが、
入園したての最初のつらい時期にまた転園となると・・・これはきつそう。
なるべく子どもさんに合う園を見つけ、できれば転園など無いにこしたことはないですよね。
親がブレれば子どもも不安でしょうから。
いや~・・・しかし本当に。
幼稚園でこんなに悩むなんて、日本でのときには選択肢の少ない田舎暮らしだったから・・^^;