因果関係をしら得る第一歩は観察法と面接法である 読んで字のごとく、観察にもとづいて
現象を記述すること、対象者に会って話を聞くことである 単純な現象であれば見聞きする
だけで因果関係を強く実感することも起きが、研究として行う際には、どのようにクライアント
を観察面接し、どのようにデータ化し、そこからどう因果関係を論じるのかが重要である。
観察の区分は第6章第3節で紹介されているように観察事態と観察携帯があり、研究の
目的に合わせた選択を行う。実際に観察を行う際、理想的には観察対象であるクライエントを24時間、そして何日間、何週間も観察したデータがあるとよいが、これではデータが大きすぎるため、いくらか抽出する方法があると便利である。中澤らは、事象見本法、時間見本法などを
紹介している。事象見本法は「ある特定の行動に焦点をあて、それがどのように生起し、どのような経過をたどり、どのような結果をもたらすかなどをその時の状況の文脈の中で組織的
に観察する方法」であり、対象となる行動の生起を待ってそれを観察する方法である。
時間見本法は「行動を任意の時間間隔で区切り、そのおのおのにおいて観察対象となる
行動の生起を記録する方法」であり、事前に決めた時間で間隔で観察を行う。
また面接法
行動
因果関係
現場において因果関係を探る中間的な方法として、準実験法が考え出された。
①操作的定義
②実験者による独立変数の操作
③対照群の設置
④各条件編実験参加者の無作為割付
⑤従属変数の測定
⑥統計的検定
純実験法の典型として、うつの素因ストレス・モデルを実証可能な形で示したメタルスキー
らの研究を挙げることができる、うつの症状に対してストレッサーと認知的素因の相互作用
が見られた。つまり、うつへの素因を持っている人がストレッサーを経験することによって症状が生じていることが明らかになった。
心理アセスメント研究とは、ツール開発研究と症状記述研究とに分けられる。
ツール開発研究には、尺度構成、標準化、信頼性の検討、妥当性の検討などが含まれる。
ここでいうツールとは、心理検査法、構造化面接法、質問紙法などのアセスメント技法を指している
使用に耐えるしっかりとしたツールを開発するには、このようにいろいろな手続きを踏む
必要があるため、時間や費用をそれなりに要する。
社交不安不安症の尺度樽SPSとSIASの開発過程では、現存する不安や恐怖の尺度を
網羅したうえでクライエントと面接で得られた記述をもとに項目を起こしてまず164項目の
項目プールを作成している。
その語、尺度の趣旨に合わせるために、3つの期基準から取捨選択を行い75項目のリストへと絞り込み、一般群や病理群など複数のサンプルを使って統計分析を経た後に、40項目
採用している。本書の第Ⅲ部で紹介されるアセスメント技法のほとんどは、入念な手順で
開発され、その信頼性と妥当性が確認されたものである。
命題の真,偽とは区別され,推出されている場合論において,前提から許容された推論規則によって帰結が導をさす。妥当な推理であっても前提が偽であれば帰結は真とはかぎらないので,特に真なる前提から妥当な推理を行なっている推理を「確実」 soundな推理という。
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