リカバリーハウスでは、昨年10月に就労移行支援事業所を開所しました
現在、移行のメンバーさんは3名。
2年以内に就労することをめざし、日々の作業訓練や各種勉強会などに一生懸命、取り組んでいます。
今日は、その移行支援の勉強会の様子をご紹介します。
移行支援 第1回勉強会では、「どうして就職するのでしょう?」をテーマに話し合いを行いました。
就職する理由は人それぞれだと思いますが、「自分はなぜ、働くのか?何のために、その仕事をしたいのか?」をきちんと考えておくことは、職業選択においても、就職活動においても、就職した先の生活においても、重要なことですね。
それが各々のモチベーションにもつながると思います
メンバーさんからも様々な意見が出ましたが、共通する言葉として、「自立したい」とか、「社会の一員として認められたい」などが多く見られました。
では、「自立している」とは、何を持って言えることなのでしょうか?
具体的に何ができると(何をしていると)、「社会の一員として」認められるのでしょうか?
「働いていないと社会の一員ではない」ということはないと思いますし、リカバリーに通所している現在も、メンバーさん達は立派な社会の一員であると思います。
ですが、自分自身ではそう感じていない人が多いようです。
「自立」…
「社会の一員」…
言葉自体はよく耳にしますが、具体的にはどんな状態を指すのでしょう?
きっと明確な正解はなく、各々が自分なりに納得できる答えを探し、見つけていく問題でもある気がいたします。
メンバーさん達それぞれが「こうなりたい」と希望を思い描けること、そこに向けて歩みを進めていけることを、支援者の1人として応援していきたいと思います。