外出しようとしたが、直前にびしょびしょになって起き出してきた。
ストーブの前でブルブル震えながら乾いたタオルでおしっこを拭く。
パンツを夜中に脱いでいた。厚手の冬用股下をはいた中にやわらかいうんXがべっとり。
それを脱いで力尽きて椅子に座れば椅子にも付く。あとパッドを出したときはトイレットペーパーをたたんで入れるので濡れてボロボロになって落ちてくる。
着替えと布団の始末に1時間半。
渡した着替えを1つ1つストーブで温めないうちは着ない。
寒がって風呂場に入るのを嫌がる。
今朝はまたひざ下ストッキングをはいて寝ていた。自力で起き上がれなくなっていた。
ふくらはぎに輪ゴムをはめていたように跡がつき、そこで血流が止まっていたようだ。
ひざ下ストッキングや締め付けるサポーターのようなものは見つけたら捨てる。
普通の認知症患者さんのように老人介護施設に入ってにこやかなスタッフに囲まれて他の入居者と仲良くなって暮らすほうが幸せかもしれない。80歳にもなると消化器官も血管も長年使われて脆弱になっている。簡単に調子を崩す。若い人にはわからない。
これは明日の自分の姿だ。
小学校の時に死ねばよかったと思わない日はない。
そのほうが誰のためにもよかった。
まだ生きていて本当に申し訳ございません。
花が咲いて役目を果たした植物が枯れていきます。
生きているという罪の意識で気分が悪くなります。
さようならと書ける日はいつでしょうか。
生きていて本当に申し訳ございません。