いま困ること:

毎晩真顔母上が外のものを中に入れる。夜中に床に転がしてある物干し竿を踏んだり蹴ったりする。転んで首の骨を折ったら病院代がもっとかかる。寝る前に外に何か置き忘れてないか必ず見に行くのを忘れない。そうしないと盗まれる、1本は盗まれた、などと言い張る。しかし近所は物干しざおや下駄を出しっぱなしが普通。

 

午後4時前に冷蔵庫の肉や魚、納豆、豆腐、青菜などを全部出して西日が入る調理台に並べる。魚を魚焼きグリルに入れ、それを忘れてまた冷蔵庫を開け夕食の材料を探す。これを繰り返す。青菜は黄ばんだりしおれたりしやすい。グリルの生魚は気づかなければそのまま腐る。ごはんを全部の茶碗に盛り続ける。同じように漢方薬のH12も止めなければ「もう飲んだっけ真顔」といって何回も飲む。

 

言わないかぎり掃除機をかけない。風呂に入らない。

 

自分が使わないものをどこかに仕舞って忘れる。いざというとき出てこない。

 

老人会もなくなるらしい。基本的に外出したがらない。

 

毎日「息子君に会いたいねえ。いつ来るんかねえ真顔」と他界した息子のために自分が買った仏壇のまえに座って呟く。反応が怖くて他界したと言えない。もし思い出せても元に戻る。とても気分が暗くなる。失った子はとんぼを追いかけて遅くなっただけと想像して気を紛らわす歌「とんぼつり 今日はどこまで行ったやら」から、とんぼつりの言葉があるそうだ。かんしょ(小)を塩ゆでにしたのをみて「小さいねぇ。息子君のおちんちんみた~い」キャッキャッデレデレなどと言う。笑うべきか泣くべきか?オレオレ詐欺が流行る理由がわかった。

 

家庭菜園とかペットを飼えるところに住みたいが転居すると毎日の歩きができなくなる。

 

 

 

逆に言えば、それを除けば普通に話したり生活できるが、電話帳を隠しておかないと同じ友人に同じ件で電話をかけ続ける。以前のように親しく付き合っていただけるか、難しく、食生活もおかしくなる。リコード法で良くないとされるものばかり食べ、認知症が急速に進行するだろう。認知症が治らなければ一人暮らしは多分できない。認知症の進行を止める上で最も重要なのはたぶん食べてはいけないものを避けることだ。