今週の古楽の楽しみは、『ラモー エベの祭典』。
ラモーは、どう聴いても同時代の他の作曲家とはゼンゼン違う。
赤塚健太郎さんが言ってた、フランス風序曲の冒頭を付点音符では無く、16分音譜繰り返しのメロディ主体で書くっていうのも、並の作曲家ではリュリの亡霊に呪われそうで恐くて書けないよね。
ラモーで思い出すのが、昔雑誌で読んだ、有田正広さんがはじめて18世紀オーケストラのリハに参加した時のハナシ。
曲名は忘れたけど(調べる気ゼロ)、ラモーの管弦楽曲を音出しして、あまりの出来の悪さに愕然としたらしい。
まあ、当時は大きい編成のオケで演奏したことないヒトばかりだからね。
でも、そのあと、ブリュッヘンの詳細な注意があって、音が一変したっていうオチが付く。
それを読んでホッとしたのを今でも覚えている。