出産後② | チョコレート嚢胞持ちの妊活→妊娠記録

チョコレート嚢胞持ちの妊活→妊娠記録

37歳で初めての妊娠を綴ったブログです。
過去の記事には不妊治療のための検査のこと、チョコレート嚢胞のこと、子宮頸がんのこと、低容量ピルのことについて書いてます。

気づけば口に管が入ってた。
器官挿管されてたっていうね。
それを取る時、酸素止められて管の中に何か入れられて吸われてる?感じがして、そこから抜くまでがすごく苦しかった…。
陣痛でも出産でも泣かなかったのにこの時ばかりは泣いた。

後から知ったけど手術自体は2時間くらいだったらしい。
22時くらいから始まったっぽいから、終わってから8時間くらい寝てたw
元気になってから「麻酔切れてるのにこの人爆睡してる」って思われてたんじゃないかな、恥ずかしいなって話を産科の看護師さんにしたら
「鎮静剤入ってたからそんなこと誰も思ってないよw手術終わったあと声掛けたら目が開いたけど覚えてる?」
って言われた。
鎮静剤入っててよかったw
そして声掛けられたのは全く覚えてないw

器官挿管抜かれてからは場所を少し移動して、13時までICUでぼーっとしてた。
その後はストレッチャーで産科に戻った。

どうやら手術のとき、旦那は来てくれてたみたい。
手術後会えるって話だったみたいだけど、検温でひっかかってしまって会えずに帰ったって。
来てくれてたことを知って嬉しかったな。


産科に戻ってからも点滴、心電図、尿管、鼻からの酸素などで繋がれててほぼ一週間は寝たきりだった。
排便のときだけはよろよろトイレに行ったけど。
個室で室内にトイレあってよかった…。


出産時に1000ccの出血、手術で2000ccの出血で輸血した。
その影響で肺水腫になって浮腫もひどくて、酸素濃度が低いから鼻から酸素もらって。
血圧も高いままで点滴やら飲み薬やら。
尿蛋白も産前は2+だったのが、産後4+に。(産後2週間の検診では3+)
顔色もずっと悪いと言われてて。
検査も頻繁にあった。
血液検査はもちろん、尿検査に肺のレントゲン(水の溜まり具合のチェック)、腹部のエコー(尿蛋白で腎臓?が悪くなってないかのチェック)、足のエコー(血栓ができてないかのチェック)とか。
MRIも初めてやった。

自力での酸素濃度が低いから室内のトイレに行って戻るだけで息苦しくてはぁはぁいってたし。
トイレ行く時は酸素取るからね…。
色んな線が取れて自販機まで行けるようになったときでも、まだのそのそ歩いてふぅふぅいってたな。
一週間とか寝たきりの間はシャワー浴びられなかったから、看護師さんに髪の毛洗ってもらったりもした。
体は温かいタオルで拭いたり。
シャワー浴びられた時は本当に嬉しかった。


何事もなければ産後5日で退院できたけど、私は13日間入院してた。
無事に出産できたと思ったら、まさかこんな事態になるとは思ってなかったな。
命に関わることではなかったけど、普通の人はならないであろうことが起きて、出産は何が起こるか分からないと感じた。
どうやら私みたいになる人は年に数人しかいないらしい。

長い入院中、看護師さんや助産師さんにたくさんお世話になった。
みんな優しくて親切で楽しい人達で、本当に良かったなって思う。


母子ともに健康で出産を終えられるのは当たり前じゃないよ。
安産だと言われてもとてつもない痛みに長い時間耐えて辛い思いして産むし、体はボロボロだから産後はみんなしっかり休んで欲しい。
旦那さんや家族がサポートして家の事やってあげてほしい。