本当に欲しいものにであうとき

岡田歩です。（自己紹介はこちら）

引っ越しをして、１０日になります。

本当に気持ちがいいお部屋です。

キックボクシングに通いやすい場所を

ということで探したんですが

部屋から出たくなくなっちゃって

通いにくいのが悩みです（笑

内見に行ったときに

日当たり眺望最高で

ベランダに出たら朝日も見えることは確認済みだったのですが

住んでみたら

富士山がお部屋の中からがっつり見えます！

当たりくじを引いちゃった感満載！

5年前に引っ越した前の家が
ものすごく日当たりが悪い家でね

とにかく

日当たり、抜け感（目の前すぐが建物で遮られていない）と

キックに通いやすい場所の3つで探していました。

最初はせっかくだから眺望がいいお部屋を希望していたんですが
半年、探してみつからなかったので、眺望は諦めました。

なんなら、最上階とか憧れますが、

もちろん、それも諦めてます。

それでも、ピンとくるものがないまま
1年半がすぎたころ

今の物件をネットで見つけました。

何もかもわたしの条件にぴったりです。

しかも、諦めていた眺望も最高！

なのですが....

内見のときにドアを開けて、お部屋に入ったときに

まったく嬉しくなかったんです。

第一印象は

「なにかわからないけれど、違う」

でした。

幸せになる良い物件を見つけて

案内することでかなーり有名な不動産屋さんにお願いしていて

（しかも、お部屋に関してはエナジーがわかるらしい）

その方も

「これまで見た中で一番いいです

ここなら間違いないです！」

って、太鼓判を押しています。

眺めがすごいですね。

びっくりです、

とかって、わたしも返事をしているのですが

完全にうわの空。

条件には完璧に合っています。

しかも、最上階でした！

それなのに

なんかわからんけど、

まったくしっくりきません。

なんか変なんです。

お部屋にいても落ち着きません。

だから、写真もちゃんと撮れなかったし

採寸するのはすっかり忘れていました。

興味がわかないんです...

でも、これ以上の条件は望めないから

（だって、条件に完全一致してるからね）

「申し込みます」

って、

（完全に気持ちが入らず、ぼー読みで）

伝えました。

その後、不動産屋さんと分かれて

自宅に戻るときに

どんどん足が重くなります。

”物理的に” 心臓の辺りがぎゅって締め付けられて

痛くなってきました。

これは、ヤバい

と思って、

新宿の地下街を歩きながら、

不動産屋さんに

「さっきの申し込み、いったん待ってください」

とメッセージしました。

一応、名目は、音の確認をもう一度したいということで。

というのも、

お部屋はだいぶ静かなんですが

窓を開けると、

どこからともなく「ボーっ」という

エアコンの空調機のような音がするんです。

夜もその音が続くのか、夜にマンションの周辺を確認したいので

申し込みはそれまで待ってほしい、

とお願いしたんです。

もちろん、音のことは気になりましたが、

正直、申し込んでから始まった

この苦しみから逃れたいという気持ちのほうが強かった。

申込をいったんやめたら

少しは落ち着きました。

やっぱり、自分に合ってないのかもしれない...

不動産屋さんも直観が大事だと言っていたし

自分自身も直観で素敵なお部屋を選んだ経験があるけれど

この感覚は、超ダメなヤツだ！

ただ、
私の乱れ方が尋常じゃなくて

本当に心臓の病気かもしれないと思ったぐらいです。

まじ、心配だったので、

コラボパートナーの小川あゆみさんにセッションで相談しました。

そのときに

あれこれ話していて、こんな発見がありました。

本当に自分に合わないから

嫌だと思っているのではなくて

その真逆で

本当に欲しいものが現れて動揺しているらしいのです。

心配していた

心臓の病気でもなさそうでした（笑）

ちょうど、その日は封印を解くセレモニーの日だったので

セレモニーの後、物件の周囲の音を確認して

そのまま、申込みます、と連絡しました。

（セレモニーした場所のすぐ近くの物件だったし）

音のことは、正直、よくわからなかったんですが、

もう、そうゆう問題ではありません。

さて、

本当に欲しいものが目の前に現れたとき

「これは違う」

とか

「これはないな」

そんな感覚が起こることがあるんです。

普通は

条件に合うかどうか、
上手くいくかどうか
得するかどうか

なんていう風に思考で判断するのではなく

いいなと”感じる”ほう

とか

体感的にいい感じなもの

とか

ワクワクするほう

を選ぶといいよ！

って言いますよね。

それは、本当にそうなんです。

たいていのことについては、そうです。

ぜひとも、まじで、それで行ってください。

でも、

中には

それが当てはまらないケースがあるんです。

その分野に隠れた絶望・諦めがある場合。

この「絶望・諦め」は、

エゴの根底に横たわっているタイプの絶望なので

普段は別に絶望にもあきらめにも

ほぼ気づかないことがほとんどです。

そうした絶望がある分野のことについて

ずっと欲しかったものが目の前に現れると

「これは違う！」って感じてしまうんです。

一瞬で「違う」って感じるし、

体感も伴うのでものすごく本当らしく感じます。

本能的な反応に近い。

私は心臓の病気かと思いましたが

同じように求めているものに出会った時に

本当に「おぇーっ」て吐きそうになった

という人もいました。

今回、

日当たり、抜け感、キックに通いやすい場所

というのが物理的な条件でしたが

非物理的な望みというのがあって

それは

安心できるお部屋でした。

家の中で安心する

という感覚を小さい頃から味わったことがないのです。

家の中での安心感を諦めていたんですね。

絶望している分野については

本当に欲しいものが目の前に来ても

違うと思ってしまうのか

と、納得して....

といっても、腑に落ちるとかじゃなくて

新しい実験をしたくて

物件に申し込んだわけです。

で、いままで、このことをブログにもメルマガでも書くのを差し控えていました。

だって、住んでみないと、

体験しないと

本当のことは

わからないじゃないですか。

といわけで、

住んでみて一週間たってのご報告です。

控えめにいって

最高です（笑）

朝日と富士山の安心感といったらありません。

内見のときに

ベランダの壁がコンクリートじゃなくて

柵なのがスカスカしてて不安感が...

とか言ってましたが

全然気になりません（笑）

そこで、ダウン着て朝ごはん食べてますから。

ああ、音問題ね。

例のぼーっという音は、朝、静かなときは

ベランダにいると、ないほうが嬉しいなと思いますが、その程度。

そして、

今朝、仲良しのお友達のお嬢さん（で、私も何度も会ったことがある）が
荷物を取りに家にやってきました。

彼女の自宅から歩いて２分だったそうです。

他にもキックのお友達が近くに住んでいます。

知っている人が近くにいるというのは、安心感がありますね。

そんな、結果が出ました。

かなりの度合い大切にしたい分野のことで

何かに出会った時に

強烈な「違う感」が起きたとき

もしかしたら

それは、ものすごく大きなシフトのチャンスなのかもしれません。

どのエゴにも根底に絶望があるのです。

絶望を感じないようにするために私たちを守ろうとしているのがエゴの働きの一つだから。

でも、そのこと自体が私たちを深い幸せから遠ざけることに最終的にはなってきます。

（軽い幸せは問題なく感じられるけれどね。）

だから、もし、

本当に望んできたことで

激しい動揺とか
不安とか
嫌悪とか
絶望すら

感じても

大丈夫だからね。