昨日の朝、いつものようにお弁当を作り終えたころ、離れて暮らす夫から電話が来ました。
義理の母が亡くなった、という連絡でした。
突然のことでした。
昨日は仕事の予定だったので、すぐにお休みの連絡をして、できるだけ早く夫の実家に向かいました。
実家には義母と夫の弟が2人で暮らしていて、弟さんが朝、お風呂で倒れている義母を見つけたそうです。
お昼前に実家に着くと、いつもの穏やかな弟さんがいましたが、お風呂場を少し覗くと散らかった様子から、その時の怖く悲しく辛かった気持ちが読み取れるようでした。
弟さん一人に背負わせてしまった…と申し訳なく思いました。
お茶淹れましょうか?お昼に何か買って来ましょうか?と聞いても、大丈夫です、と仰るので、何もできないまま、遠方からの夫が来るのを待っていました。
2時間ほど経ったころ、夫が到着し弟さんに
「大変だったな。もう大丈夫だから。」
と声を掛けたところ、弟さんは今まで抑えていた涙が溢れていました。
私にも「今日、仕事だったのに、悪かったね。弟に何か作って食べさせてあげてくれるかな?」と労いの言葉を掛けてくれました。お母さんが亡くなって、夫も辛いはずなのに、頼もしい兄、頼もしい夫の姿でした。
そして、何もできなかった自分が情けなくなりました。
義母は本当なら昨日から一泊入院する予定でした。
今週末には家に帰ってきてるから、土日のどちらかに、おかずをいくつか作って持っていこうかな、と考えていました。
1月の下旬頃に、娘と犬を連れて会いに行きたいんだけど、と連絡した時に、今疫病の数が増えていて怖いから、落ち着いてから来て、と言われたので、おかずを置きがてら顔を見て来るくらいならいいかな、と思っていたのです。
でも、それも叶わぬものとなってしまいました。
加藤先生から聞いていたことが、現実になって自分の身に起きています。
地域的なものもあるのかもしれませんが、火葬場の関係で葬儀は1週間後となりました。