みなさん、こんにちは。
今回は音楽記事ではございません。
単なる「ブログ」です。
しかも、アニメです(^_^;)
ひまつぶしに、読んでやってください。
平成が終わろうとしているときに、昭和の終わりの頃にオンエアされていた『めぞん一刻』の話題です。
私はあまりアニメや漫画には詳しくないのですが、それなりに子供時代は色々と見ていた記憶があります。
今回ブログとして取り上げる『めぞん一刻』に関しては特に好きなのです。
と言っても、リアルタイムの放送時には、私は小学生だったため、イマイチその良さが分からず見ていませんでした。
そんな私が、初めて『めぞん一刻』にハマったきっかけは、
私が大学生になった頃に、たまたま深夜にアニメ版の再放送を見たことでした。
いろいろと共感できる点が多かったのがポイントでした。
私自身、主人公の五代くんほど悲惨ではないにしろ、私も大学受験に失敗し、浪人生活を送った経験があったこと。そして大学生の頃に私が乗っていた車(GZ20ソアラ 2000GTツインターボ)と、登場人物の三鷹瞬がアニメ版で乗っていた車が同じだったことに驚いたこと。
そして、何と言っても、あまりに妙な苦労を次から次へとしょい込んでしまう五代くん。めげない姿を見ていると応援してあげたいと思わざるを得なくなり、そうして見ているうちにどんどんハマりこんでいきました。
大人になりいつしかテレビアニメも漫画も触れる機会がなくなっていましたが、
数年前になんとなく見始めたAbemaTVによって昔見たアニメや海外ドラマ作品を懐かしい気持ちでいくつか見るようになり、
今年の1月19日からニューテレシネ・ハイビジョンマスター版の『めぞん一刻』が放送されるとのことで、ずっと毎週末は『めぞん一刻』を見てきました。
そんなめぞんも、この3月31日で最終回を迎えました。
※このスクリーンショットの時点では多くの視聴者が感動の涙でぐちょぐちょになっていたと思われます。私も。
今回、あらためてこの機会に第1話から見直しましたところ、
若いころに見ていた時とは違った目線で見ることができたり、各登場人物のそれぞれの目線から見ると、それぞれがそれぞれに想いを持っていて、どのキャラが一番とも言い切れず、とても丁寧に作られたストーリーであることをあらためて感じました。
他にも、季節の描写や、間の取り方、小説のように天気で心情を表現などなど、うまく言えないですが絶妙なんです。せかせかしていないというか、時の流れ、季節の変化、各登場人物の置かれている状況も刻々と変化、しかし一刻館は変わらない、何と言っていいか、とにかくいろんな意味で「味」のある作品です。
携帯電話もないあの時代だからこそ起こりうるすれ違いや勘違い。
もどかしさ満載。それがこの作品の醍醐味かなと思います。
その後のトレンディードラマ(死語)に大きな影響を与えたんだなというのは言うまでもなく感じられました。
注:ストーリーは1話完結ではなく、第1話から始まり、ずっと続いているので、これから見るという方は、第1話から順番に見ることをオススメします。
中盤以降から終盤にかけての神がかった展開は見ものです。
驚くべきは、こんなに素晴らしい作品を書いた作者の高橋留美子さんですが、
『めぞん一刻』の原作連載が1980年ということらしいので、つまりは、なんと20代前半でこんなにも素晴らしい、大人が楽しめるこれぞ傑作といえる作品を世に送り出したことが、天才なのではないかと思いました。
巷では『ラブコメの金字塔』と言われているようですが、私が思うに、単にラブコメディの枠には収まりきらない、ドラマ以上にドラマティックで、ドラマにはないコメディ要素がとても巧みに盛り込まれた、まさに『人生劇場』といった感覚を覚えました。
今回、AbemaTVで見たということが重要なポイントで、
見ながら視聴者同士コメントしあえるところが、やはり家でDVDなりBlu-rayなりで見るのとは違うということ。
流れてくるコメントを見ていると、それぞれに皆さんの作品への愛が感じられたり、原作と違う点の指摘だとかがあったり、マニアな方の書き込む情報でいろいろと楽しく勉強になりました。
視聴数はだいたい毎度10万視聴を超え、ときに20万人近くが同時に離れたところで視聴しながら、同時に泣いたり笑ったり、コメントで感動を分かち合ったりできる点がAbemaTVの魅力だと感じました。
さて、3月31日。
AbemaTVで第92話から最終回の第96話まで連続放送でしたが、
少し前から新しくなったオープニングテーマソング、あの昭和を代表するフォークシンガーの一人でギターの名手でもある村下孝蔵さん(代表作「初恋」「踊り子」等)が、『めぞん一刻』のために原作を読んで書いたという「陽だまり」が傑作で、
オープニングソングのところだけでコメント数が100超えてしまうくらい盛り上がるという現象が起きました。
一体何が起きていたかというと、
歌詞の「ひらひら花びらの舞う春の午後には祈りを誓いにかえるよ」のところで、桜の絵文字を織り込んだ「ひーらひーら」コメントが同時に大量に打ち込まれ、滝のように流れ、コメント欄は一気にピンク色に!
まさに、満開でした。
圧巻です!
きれいでした。
それが以下のスクリーンショットです。
とてもじゃないですが、全てに目を通せないスピードでコメントがスクロールされて流れていきました。
スクショだと静止画ですが、これが下から上へすごい勢いで流れるわけですから
ものすごく綺麗でした。
AbemaTVを見てきて、今までこんなのは見たことがございませんでした。
これには感激しました!!
最後、終わったあとに、みんなありがとうというコメントも打ちましたが、
この場を借りて、あらためてありがとうと言いたいです。
オープニング(村下孝蔵 - 陽だまり)
さて今回は
『めぞん一刻』🌸クライマックス拡大スペシャル🌸
と題しての第92話~最終回の第96話まで連続放送でしたが、
今日放送されたエピソードは全てがクライマックスでもう、涙涙の感動シーンの連発。
この拡大スペシャルは朝9時~、昼14時~、夜20時半~の三度放送されました。
私は朝昼夜、三度とも見ましたが、三度とも泣きました。
時期もちょうど今の季節。
春に始まり春に終わる、そんな作品でした。
視聴数も朝の部から多く、約121,200人。コメント数約54,000。
昼の部で、約116,100人。コメント数約31,800。
夜の部で、約192,400人。コメント数約62,100。
これまでの放送で、昼の部が一番少ないというパターンはなかったと思います。
だいたい、朝が少なく、昼に人が増え、夜はその倍にというのがいつものパターンでした。
私の場合、今回朝の部の終わったあと、私は「ああ、ついに終わってしまった」というさみしさと、ものすごいものをあらためて見たんだなぁという感覚、そして感動しすぎたことや、涙を流しすぎたことやらで、ちょっとした放心状態みたいな状態になっていました。
おそらく、昼が少なかったのは私のような感じになってしまった方が見れなかったのかな?なんて想像します。
原作が1980年連載開始ということで、
そこから39年も経った今でも楽しめるって並大抵ではないと思います。
アニメ版は1987年からなので、それでもやはり32年前の作品が、現代のまだまだ小さなインターネットテレビ局でこれだけ多くの視聴者を獲得できているというのはすごいなーと思いました。
しかもスマホ世代の若い世代もハマっていたようで、
これこそ時代を超えた大傑作といえるのではないかと思います。
ちなみに私は車が好きなので、車にも着目してました。
当時のアニメのスポンサーがトヨタ自動車だったらしく、登場する国産車はどれもトヨタ車です。(ハコスカを除く)
三鷹瞬の車はトヨタ ソアラ2000GTツインターボ[AT](GZ20前期型 純正フルエアロ)色は実在しなかったレッド。
※ワインレッドは存在した
しかもデジパネもかなり忠実に描かれていました。(私的になつかしい~)
三鷹の叔父さんの車はトヨタのS120系クラウン
音無響子の父(千草家)の車はおそらくトヨタのT170コロナSF
ただのコロナじゃなくコロナSFと感じたのはガソリンスタンドのシーンで、リヤのドアの後ろにさらに窓がついていたのを見たからです。
八神いぶきの親父さんの通勤送迎車両は三鷹の叔父と同じS120系クラウン。
(運転手つき)
話は脱線しましたが、
『めぞん一刻』の魅力をあらためて実感したところで、
今年に入ってから、AbemaTV効果あってか、
廉価版Blu-ray全巻セットが売れまくっているらしく、
1月の放送開始時にはAmazon価格で35,000円以上していたのが今3万円を切っているようです。
買うなら今だと思いますよ。
ニューテレシネ・ハイビジョンマスター使用した過去のボックスセットの廉価版です。
ブルーレイのラックにおさまるサイズ感が良いと思います。
TV シリーズ めぞん一刻 Blu-ray SET<スペシャルプライス版> 29,800円 Amazon |
DVDもボックスセットで発売されていますが、現行の廉価版Blu-rayよりかなり高いです。
しかも24枚組で一枚ずつプラケに入っているので場所も取ります(^_^;)
マスターはブルーレイと同じくニューテレシネ・ハイビジョンマスターを使用しているようです。
DVDの廉価版は今のところ発売されていないようです。
めぞん一刻 DVD-BOX 128,000円 Amazon |
原作コミックはワイド版が大きくていいかと思います。
中古でしか手に入らないですが、現在中古在庫があるようなので、あわせてどうぞ。
普通の文庫版サイズもあります。
めぞん一刻 文庫版 コミック 全10巻完結セット (小学館文庫) 6,480円 Amazon |
単行本は全15巻
陽だまり 2,100円 Amazon |
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