RolandのDAW「VS-1680」のHDD故障【自己流修理】 | みっきーの きままな音楽生活 70's-80's LIGHT & MELLOW GROOVE

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♪♪♪ IT'S A BREEZIN' TIME♪♪♪


みなさん、こんにちは。


いつも拙ブログに起こしいただき、誠にありがとうございます。



いつも自分でレコードからDAW機材を使用して高音質デジタル化し、
CD-Rにしたりしておりました。

レコードからデジタル化するために使用していたDAW(Digital Audio Workstation)の

Roland VS-1680 V-Xpanded に搭載していたハードディスクが故障しまして、

正常起動、操作等ができない状況にあり、どうしたものかと悩んでおりました。


なにぶん古い機種のため、純正のハードディスクが手に入らない・・・。


しかし!!


このたび、
自己流でハードディスク交換をいたしまして、

復活させられました!



その一部始終を、写真でご紹介していこうと思います。


それでは、始めましょう。

題して、

「誰でもできるVS-1680ハードディスク交換!」

※ 同じ作業をされる方は、自己責任でお願いします。

まず、

故障状態で電源入れた状態。



ユーティリティのドライブ一覧画面が開き、HDD(ハードディスク)を認識しません。

何度電源入れなおしてもだめです。

さすがに発売から15年は経っているものなので、寿命か。

この機材で採用されてるHDDは、今では化石みたいなIDE規格の2.5インチ2GBのHDDです。

中古は避けたかったので、新品で探しました。

2GBなんて小容量のHDD(発売当時は大容量とされてましたが^^;)は、なかなか見つからず、

この機材に対しては無駄に大容量の40GBのHDDをネットで新品を見つけて購入。


いまどきまだ新品でIDE規格のものが新品で手に入ることが驚きでした。




さて、電源を落として、作業を始めましょう。

HDDが装着されているのは本体右下の正面です。



ここですね。

このカバーをまず外していきます。

裏側にとめてあるネジを外し・・・




フタをとると、HDDが顔を出します。




これもネジどめ固定されているので、ドライバーで外していきます。




ネジがはずれたら、引っ張り出します。




はい!
HDDを取り外し完了です。




HDD本体はこの銀色のケースの中に入っており、さらに黒いプラスチックの枠に固定されてます。

なので、

まずはこの黒いプラスチックの枠を外します。

ネジどめされてるので、合計4カ所、ドライバーでネジを外します。




はい!
黒いプラスチック枠を外せました。




次に
銀色のケースに入っている壊れたHDD本体を引っぱり出しました。




VS-1680側のコネクタとHD側のIDE端子との変換コネクタを外さなければなりません。
で、外しました!




次に、
新品HDDを用意します。




開封しちゃいますね!
出てきた新しいHDDです。




壊れた古いHDDと新しいHDDを並べてみた!

左が新品、右が故障の古いHDD。



大きさもネジ位置も同じなので、無事に装着できることでしょう。


さて、

先ほど外した、VS-1680とHDDの端子間の変換コネクタです。




これを新品HDDに装着。




そうしましたら、
銀色のケースに収めます。




HDDを銀色ケースに収めました。




次に、最初に取り外した黒いプラスチックの枠にはめ込みます。




はい!
はめ込みました。




それでは、
黒いプラスチックの枠とHDDを、ドライバーで4カ所ネジどめしていきます。




はい、できましたね。




それではこれを、VS-1680の本体に取り付けていきます。

本体のHDD挿入口に入れます。




入れたら、ネジでしっかり固定します。




最初に外したフタを用意。




そのフタを本体にあてがいます。




そして、
ドライバーを使い、2か所のネジどめ!




はい!
HDD交換はこれで完了です。




さて、問題はきちんと動くかですね。
電源を入れてみましょう。




起動画面。
どきどき・・・




IDEのドライブの検出はOKと出て、いざ起動!
エフェクタカードのセットアップ画面に切り替わりました。




さて、なつかしい初期画面。

まったくの新品HDDなので、フォーマットされておりませんと出ました。




というわけで、イニシャライズが必要です。
簡単なことです。
画面下部の『Exec』を選択。
するとイニシャライズしていいか?と聞かれます。




そこは、迷わず『ENTER/YES』ボタンを押します。




するとイニシャライズが始まり、
「Setup Drivers」画面。




完了!!!

無事起動しました!!

やっほい!



以上、

誰でもわかるVS-1680のHDD交換講座でした!(笑)

古い機材なので、もう純正品のHDDが手に入らないので、

同じくこのシリーズをお持ちの方は、参考にしてみてください。

ただし、何度も言いますが、
作業は自己責任でお願いします。


※ 同様の作業をされる方は静電気に十分気を付けてください。
※ HDDは寿命のあるものですので、中古はあまりオススメしません。
※ SSDは書き換え回数に制限があるのでオススメしません。

なお、当然ですがこのような自己流修理をやってしまうと、メーカー修理が受けられなくなる可能性があります。



今回は突然の機材修理のブログでスミマセンでした。

次回は音楽紹介記事に戻りますので、お楽しみに~♪♪




追記(2019/07/14):
交換に使用したHDD(2.5インチIDE規格)
【型番:HTS541640J9AT00】
Amazon



他にも使えそうなものを探してみましたので、リンクを付けておきます。
実際に試していないので動作の保障はできませんが、規格的にはクリアしているかと。
【型番:HTS541680J9AT00】

Amazon


楽天






追記(2019/07/18):

VS-1680 / VS-1680 V-XPANDED / VS-880 / VS-880EXのシステムプログラムのバージョンにつきまして。

最新(最終)のバージョンは以下のとおり

VS-1680 : Ver.2.500
VS-880 : Ver.3.205
VS-880EX : Ver.2.014

※ VS-880ではVer.2.0未満の場合、個人での作業は不可能ですのでローランド・サービス・ステーションにて有償にてバージョンアップしてもらえるそうです。
Ver.2.0以上(Ver2.xxx)の場合は個人でのアップデート作業が可能です。

※ VS-880EXではVer.2.0未満でも個人でのアップデート作業が可能です。
※ VS-1680ではVer.2.0未満でも個人でのアップデート作業が可能です。

必要なもの

○インターネットに接続されたコンピュータ(作業に使用するコンピュータ)。

○コンピュータのUSB端子と本体のMIDI端子(IN/OUT)を接続するためのUSB MIDI INTERFACE(ケーブルタイプのもの)。

※ 私はROLAND純正の、EDIROL by ROLAND (型番:UM-1EX)を使用しました。

製品にはWindws Vista対応と書かれていましたが、私のWindows7Pro(64bit)パソコンにて正常に作動しました。
※ Windows8系、Windows10で動くかは確認していません。

UM-1EX (ROLAND)



UM-1EXには後発製品があるようです。UM-1 MK2という製品です。
UM-1 MK2 (ROLAND)
こちらの製品はWindows8にも対応しているようです。
ということはWindows10にも対応できる可能性も高いと推測しています(未確認)。




・UM-1EXを動作させるためのドライバーソフトウェア
製品に付属していますが、中古等の理由で付属しない場合は、
以下オフィシャルサイトのダウンロードページよりお使いのコンピュータのOSに合致したドライバをダウンロードし、インストールしてください。
UM-1EX アップデーター&ドライバー


・MIDIファイルを正常に再生できるMIDIシーケンサーソフトウェア
私は簡易 SMF プレーヤ「 UpdSMF 」を使用しました。
以下のリンクからアップデート作業に使用するコンピュータへダウンロードしてください。
UpdSMF [Windows用]
UpdSMF [Mac用]

以上、ここまで準備が出来ましたら、

あとはアップデートプログラムをダウンロードし、作業するのみです。

・アップデート用プログラム(MIDIシーケンスファイル)ダウンロード、アップデート手順は以下のROLAND公式サイトのリンクより
VS-1680、VS-1680 VXPANDEDでの作業はコチラ
VS-880での作業はコチラ
VS-880EXでの作業はコチラ

上記リンク記載の手順に従って、適切に作業を行ってください。





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