MINOLTA のレンズが一段落付いたので CANON に再び戻りたいと思います。
MONOLTA のレンズもまだまだあるのですか、過去のの記事ですでに紹介したレンズと同じ物ばかりなので現時点では省略して後ほどそれらはクリーニングを行います。
今回は CANON NEW FD 50mm F2.0 です。
NEW FD シリーズにはF1.8だけではなく更に下位機種?となるF2.0もあったんですねぇ。
今回はカメラ本体に装着されていたのを取り外して来て記事にしています。
前玉のレンズの状態はそれなりに良さそうではありますが。
シリーズには 61823 です。
後玉には表面&内側に沢山のカビを視認できます。
更に奥の方のレンズにもカビを視認できました。
これは…。
ここまでの状態だとクリーニングをしても薄クモリが残ってしまい、どこまで綺麗になるか… ちょっと自信がないですが…。
とにかく前後玉共に分解していくつもりです。
本体もそれなりに汚れている感じで黄ばみや手垢がちょっと酷いですかね。
でもフォーカスリング(ヘリコイドリング)の動作はとてもスムースで快適です。
銘板を外します。
NEW FD の銘板はネジ式ではなく爪式でパチンと嵌るたいぷです。
最初にゴムオオープナーで逆時計回りに回して少し浮かせてから細いドライバーの様な物で外します。
フィルターリングとフォーカスリングを外します。
前玉のレンズはそれなりに綺麗に見えるのですが。
青色LEDの透過ではこんな感じで薄クモリが見て取れます。
前玉の分解には右上の水色の道具が大変重宝しました!
スマホやノートPCの本アイカバー分解する時に使う隙間に差し込む工具です。
これを使うとプラスチック部品の折損の心配が減り、作業時間の凄く短縮できました。
レンズの内側をクリーニング&拭き上げを行いました。
青色LEDの透過は大分向上しました。
次は後玉のクリーニングのためにマウント部を外さずに画像のようにレンズオープナで回転させて外せるかと思ったのですが、後玉もネジ式ではなく前玉同様にプラスチック部品で『パチン』とレンズを抱え込む方式だったため、結局カウント部を取り外すことになりました。
マウント部を取り外す前に爪の位置関係を記録しておきます。
後玉を分解しました。
驚いたことに絞り羽根に油染みがありました。
驚いたとは書きましたが CANON のレンズは前のモデルの FD シリーズから絞り羽根に油分が湿潤しているケースが多いです。
ベンジンで油分を除去しました。
あまり上手に出来ていませんね。
クリーニング&拭き上げを行ったレンズを組上げた後玉を組付けます。
青色LEDの透過では全体的に薄クモリを視認できますねぇ。
マウント部を組付けます。
マウント部の組付け時に絞り羽根の動作チェックをする際には
右側のジャンクカメラから取り外したマウント本体が非常に重宝します。
この様にレンズに取り付ける事によって絞り羽根が思い通りに動くようになります。
フォーカスリングを暫定位置で仮取付して前玉を取付けます。
この状態でカメラ本体に取り付けて無限遠のピントのチェック&再調整を行います。
なんだかいつの間にか無限遠のピントの再調整が当然のようになってしまいましたね。
でもケガキ針で合いマークを引っ掻くよりもこっちの方が正確なんである意味簡単なんですよ、こっちの方が。
元の状態です。
かなりピントが合っていますね。
修正した結果がこちらです。
あまり変わっていないような気がしますが、それでも精度は上がっていると思います。
このレンズに無限遠の調整までするのは費用対効果的には⤵⤵⤵な気がしてしまうのですが(すみません⤵)
作業というか流れ作業の効率を考えると一貫してここまでやってしまっても最近は作業に慣れてきたのであまり時間の無駄にはならなくなってきました。
なによりも私の精神衛生的にとても気分が良くなるからです。
銘板を取付けて完成です。
後玉の薄クモリがここまで視認できるのというのは…。
どう判断するべきでしょうか…。
ヤッパリ⤵、ジャンク品扱いかなぁ⤵⤵⤵
本体の方はそれなりに綺麗に仕上がっています。
以下は私の個人的な主観なのですが…。
NEW FD シリーズは前 FD シリーズよりもカビや薄クモリの発生率が高いような気がします。
カメラにとって重量『重たい』のはどう考えてもデメリットでしかないと思います。
昔ローカル線の鉄道の撮影をしていた小僧の頃の私はカメラ機材一式を担いで片道
3~7kmの道のりを歩くなんて事はザラでした。
FD 50mm F1.4 S.S.C.
NEW FD 50mm F1.4
ですから標準レンズでこれだけ『軽く』できたのなら望遠レンズやその他機材を含めたら合計でどれだけ『軽量化』できたでしょうか。
おそらくかなりの軽量化に繫がったと思いますし当時のカメラマン達にとっては切実な問題だったのではないかと推察できます。(一部の職業カメラマンは重さを顧みないような話を当時小僧だった私は聞いた記憶がありますが)
その辺を想うと樹脂の多様化は推奨されるべきなのでしょうが…。

































