緊急修理中のペトリ Color 35が接着剤の乾燥待ちのためデスマーチの続きを敢行します。
次から次へと襲い来るトラブルの連続で作業速度が脳内予定から大幅に遅れています。
前回の Super Takumar 50mm F1.4 の絞り羽根の錆による動作不良⇒動作不能にはしてやられてしまいました。
これはもう部品取りのドナーになってくれるレンズを探すしかありません。
レンズのカビやクモリが酷すぎて救済不能なレべルのジャンク品が安く出品されないでしょうか。。。。
さて…。。。
気を取り直して次のTAKUMARです。
SMC TAKUMAR 50mm F1.4 です。 私の中学小僧時代の憧れを超えて怨嗟に近い憧憬を抱いたレンズです。
その割には扱いがぞんざいでレンズがホコリだらけですが…。
まぁ、それはそれだけ大量に在庫してたので…。
しかし素材としては大変程度が良くて意外と簡単にあっさりとクリーニングが完了しそうです。
シリアルナンバーは 4788728 です。
銘板を外すと早速二枚のリングナットとご対面です。
どうやら外側のリングナットをカニ目スパナで緩めることで前玉ユニットが外れるみたいです。以前のTakumar達に較べ作業の簡略化が図られているようですね。
本体から前玉ユニットを取り外してしまう前に内側のリングナットを緩めておくと後で前玉ユニットを分解する時に楽になります。
そしてその際に二枚のリングナットのカニ目スパナが掛かる溝を一直線にします。
そうするとカニ目スパナをよりしっかりとリングナットに掛けることが出来るようになって滑って余計な部分を傷つける心配が少なくなります。
このレンズからプラスネジが使われているようです。
これにより、より一層の作業効率の効率化に寄与されていると思われます。
『初めて分解に挑戦するレンズ』として選ぶならこのレンズが最適かもしれません。
前玉&後玉のレンズを外して各表面をクリーニング&拭取りをしただけでこんなに綺麗になってしまいました。
前玉の分解は中止としました。
やはり元が良ければすべてよし! ですね。
手間も少ししかからずに綺麗に復活してくれました。
という事で
あっという間にご覧のようになりました。
今回のデスマーチの中で一番短い時間で仕上がりました!
それにしてもSMC TAKUMAR のコーティングは(個人的に)いつ見ても美しく思います。
という事で次のレンズにいきたいと思います。
SMC TAKUMAR 35mm F3.5 です。
シリアルナンバーは 5157404 です。
5年くらい前はこれらのTAKUMARの広角レンズ達は人気があまりというか殆ど人気がなかったように思います。個人的にはF3.5という暗さが原因なのかなぁ、と思っていました。
当時は私の部屋にゴロゴロしていたのですが最近はほとんど見かけなくなってしまいました。売れたわけではないので部屋の何処かにあるとは思うんですが…。
そのためTAKUMARの広角レンズは今回のデスマーチの記事の推敲にあたって部屋中のあちこちを探し回ってようやく見つけた物達です。
人気がなかったせいなんでしょうか、標準レンズとは違って『極上品』とも云えるほどの綺麗な個体が多い感じがします。
正直な感じ『これってこのままで手を付けなくても良くね?』と思う程の程度の良さだったのですが、レンズ内部に小さなゴミが混入しています。
これを除去しましょう。
最近のTakumarデスマーチの経験から今回は前玉側からのアクセスに挑戦してみます。
やはり若干標準レンズとは構造が違うようです。
レンズフード&フィルター取付リングを外すとスピンドル油のような油がベットリ…。
これはヘリコイドのグリスではありませんねぇ。
組立時に塗布されたものでしょうか。
よく見るとレンズの外周部にカニ目スパナを掛けられる溝がります。
これで前玉がユニットで外せそうです。
前玉が外れました。
案の定、こちら側から後玉にアクセスできました。
ブロアーでゴミを吹き飛ばしました。
この後前玉を取付けました。
レンズフード&フィルター取付リングのネジ部に緩み止めの接着剤が残っています。
ラッカーシンナーで除去しました。
改めて接着剤を使って緩み止めを行いましたので、マイルールにより乾燥するまでこれ以上の作業を数時間進められません。
ピントがボケてしまっていますが
レンズ内にあったホコリはもう存在しておりません。
青色LEDの透過もこのように素晴らしい状態です。
充分な時間を使って乾燥できましたので銘板を取付けました。
これにて完了です。
続いてSMC TAKUMAR 28mm F3.5 です。
シリアルナンバーは 5700993 です。
こちらも極上品と呼んでも差し支えの無いレベルです。
と思ったのですが、
後玉を見てみたら汚れというかカビの赤ちゃんみたいのが生えていそうです。
ただ、内側ではなくこちら側なのでサラッとクリーニングして拭き上げてみましょう。
あらっ、
見事にさっぱりしてしまいました!
青色LEDの透過もこのように素晴らしい状態で全く問題ありません。
という事でこのレンズはこれで完了します。
デスマーチの最多記録達成です。
更に続きまして
Super Takumar 24mm F3.5 です。
このレンズというか24mmというサイズは全体的に存在数が少ないような気がします。
こちらも前玉はかなりというか極上に近いコンディションです。
シリアルナンバーは 3286646 です。
ボディも準極上品といったかんじでしょうか
後玉の赤色矢印の位置にくすみのような物があります。
どうやらレンズの内側にあるようです。
まず後玉の外周を外してからメインとなる後玉を固定しているリングを外します。
レンズを取り外して内側をクリーニングして拭き上げます。
セットし直してから
リングで固定した後に改めてクリーニング&拭き上げをあうると
クスミが無くなりました。
マイクロファイバークロスは実にヨロシ。
コレで完了かと思ったのですが、実はフォーカスリングが3mで止まってしまい、
無限遠まで回転しません?
単純にフォーカスリングの取付位置を間違えたのでしょうか?
という事は過去に誰かが分解したのでしょうか?
どうやら一度分解して現状を確認しつつ無限遠のピントが合っているのかどうかも確認する必要がありそうです。
それと…。
距離計の3mの数字と絞りのF8.0の数字が『赤』くなっているのは何故なんでしょうか?
これらの問題は次回の記事にてより詳細に触れて行きたいと思います。
本日・今回はここまでとさせていただきます。


































