ペトリ Color 35 です。

外観はかなり小さめの聞いたこともないメーカーのカメラといった感じのちょっとさえないカメラです。

しかし、

軍艦や前板を外してその小柄なボディの内部構造に触れてしまうと昭和生まれのメカオタク小僧ならばアニメ『ナイツ&マジック』の主人公エルネスティ君のようになってしまうはずです。

それ程独創的な内部構造をしています。

『このメカを持ち歩きながら撮影することのできる悦び♡』とキャッチフレーズを付けてしまいたいくらい私はこのカメラが大好きです⤴⤴⤴

 

 

時間が差し迫るも大事を取って一晩現状放置をして様子を見てみました。

結果は問題無く、動作は極めて良好です。

ベンジンを垂らした際にファインダーの各レンズ類に付着した可能性があるため改めてファインダー内を清掃します。

 

 

しかし今回は先に革を貼ります。

この後に出荷が待っているために梱包しなければなりません。

有機溶剤を含む接着剤を使った後は充分乾燥させて有機溶剤を蒸発させずに密閉された小さな箱の中のような中に入れてしまうと箱の中で気化した有機溶剤がカメラ本体に何らかの悪影響を及ぼしてしまう事が心配されますので乾燥時間を少しでも長くさせるためにこちらの作業を優先します。

 

 

革を貼り、ASAリング兼銘板も取り付けました。

 

 

下側の蓋も閉じます。

 

 

ファインダー内を再度クリーニングしてから蓋をします。

ここでも大量に有機溶剤を含んだ接着剤を使用したので乾燥に数時間は放置しておきたいです。

例え時間が無くとも。。。

急がば周れ

急がば周れ です。

乾燥を待つ間にTakumarの続きの記事でも書いて時間をつぶしますか。

 

 

あれから4時間近く経過しました。

そろそろ軍艦を載せても良いでしょう。

それではまずフィルムカウンターのインジケーターから取り付けていこうかと思ったらフィルムカウンターの動きというか状態が何かおかしい?

良~く見たらスプリングが外れています。

スプリングを一回転させて所定の位置に引っ掛けます。

 

 

インジケーターの位置を微調整しながら取り付けます。

軍艦を載せる時はこのインジケーターを噛み込んでしまわないように細心の注意が必要です。

 

 

次にシャッターボタンに入るピンです。

これはおそらくレリーズを接続した時のためのものだと思います。

 

 

シャッターのこの部分に入ります。

 

 

ピンが入るとこうなります。

 

 

軍艦が載りました。

 

 

因みに、軍艦を取り外す前にはこの様にテープでシャッタスピードと絞りのダイヤルの位置を固定すると共にバッテリーチェックボタンの脱落を防止しておきます。

 

 

フィルム巻き戻しハンドルの下にあるリングナットを締め付けてからハンドルを取付け。

ストロボ台も取り付けて軍艦右側のネジを締めたら完成です。

 

 

最後にフォーカスダイアルを取付けます。

この個体にはシムワッシャーが一枚挿入されていました。

 

 

ふぉかすダイアルの取り付けネジは順ネジです。

 

 

これで完成です。

再最終チェックの動作確認では問題は無く機能してくれました!

 

この後梱包をして無事運送会社に引き渡しができましたので落札者様へは予定通りの到着予定です。

 

このように修理が完了していると言っても月日が経過すると思いがけない様なトラブルが発生して動作不良となってしまいます。

ですから『販売(受領)後○○日までは修理保証します』といったような杓子定規的なアフターサービスだけではカバーしきれないような気がします。

とはいっても商売をされている側のの事情もありますから非常に難しい部分ではありますが…。

私の場合は最近よく耳にする『ワンオペ』なのでその辺は臨機応変に融通を効かせた対応ができるのがアピールポイントになりますかね。

 

運送会社に荷物を引き渡して帰宅したら、先程紛失した電池室の電極の端子が見つかりました!

 

 

早速詳細をチェックしてみたのですが、驚いたことに電池と接触する円い金属部とそれと一体のように繋がっている配線をハンダ付けする端子部の間で絶縁していました!こんな短距離でで絶縁してるなんて信じられません。ホボゼロ距離ですよ!

こんなんは流石に対処できません⤵⤵⤵

というか修理直後は正常に動作していてテスト撮影までできていたのですから…。

 

当方ではこういった摩訶不思議な症状であっても可能な限りアフターサービスの一環として対応いていくつもりです。