ひたすら続きますレンズクリーニング&清掃デスマーチ
最初は標準&広角レンズで20本程度だったのですが、
その後部品取りになってくれるようなレンズを探していたらアチコチからわらわらと復活・復元可能なレンズが出てきまして…。
その数50本程度までは数えたんですがそれ以上は気が滅入るので止めました。
この内の40本程度は仕上げるつもりですが。。。
今回は前回予告した通りキャノンの FD 55mm F1.2 の軽クリーニング&軽修理を行います。
シリアルナンバーは 105279 です。
このレンズは数年前に分解&清掃した際に画像の小さなピンとスプリングを紛失してしまったんです。
以来欠品のため販売することが出来ずにとても高価な机上のオブジェとなっていました。
このピンは絞りリングが『A(〇)』の位置に安易に飛び込まないように保護するためのピンなのでしょうか?
当時このピンを紛失してしまった時に同じシリーズの50mm F1.4からこの部品を移植できないかと考えたのですが、FD55mm F1.2のレンズがあまりに規格外の大口径だたためにこのピンはF1.2専用部品なのではないかと思い込んでしまい作業を止めてしまいました。
しかし今回 FD 50mm F1.4 を清掃しようとしてマウント部を分解したところ、どうやらこのピンは共通部品のようではないかと思うようになり、別の場所に野晒しになっていたレンズが白濁してしまった FD 135mm F2.5から同じピンを抜き取り出して較べたところ共通部品である事が確認できました。
そこで今回再びこの FD 55mm F1.2 に食指を伸ばすことにしました。
まずマウントの取り外しなのですが、レンズの肥大化に伴い外径が巨大化してしまったため 50mm F1.4 と同じ方法にはできず、銀色の輪を回転させて三つの丸穴をネジの位置に合わせてネジを緩めます。
そして50mm F1.4 だとこのようにレンズの鏡胴本体にピンが入る穴が有ります。
矢印の位置の穴がピンの穴です。
ところが55mm F1.2 レンズが肥大化してしまったため穴が有りません!
矢印の位置、ここのプレートの上にピンが来るのですが…。
穴が無いのでピンをセットする事ができません⤵⤵⤵
『え~、穴が無かったらどうやってセットしたらいいのさ?』と困りながらマウントに目をやると…。
マウントにピンの入る穴のような物があります!
どうやらココにセットしてからマウントをレンズ本体に取り付けるみたいですね。
ですがこの場合だとマウントは180度ひっくり返してからレンズに取り付けるため下手するとピン自身の重みで自由落下してしまう可能性があります。
そこでモリブデングリスを適量塗布して落下防止を計ります。
そしてキチンとマウントを取付けることに成功すると画像のように絞りリングが
『A(〇)』位置の時に画像のようにピンが出てきます。
これでこのレンズは復活できることが確約されました!!!
数年前にクリーニングはしてあるのですが、ピンを紛失してしまった悲しさで集中力がプチンと切れてしまっていたためレンズ内部にチリやホコリが混入していたので、再び分解して軽くクリーニング&清掃を行いました。
タイミングよく本日届いたコイツが大変活躍してくたたため作業が捗りました⤴⤴⤴
なかなかきれいに仕上がりました。
同じ様に前玉の中に混入したチリやホコリを除去します。
改めてもう一度クリーニング&拭き取りを行います。
その後マイクロファイバークロスで拭き上げます。
後玉のこちら側にもチリ&ホコリが有ったのでエアーでブローします。
前玉を組上げます。
レンズ本体に装着。
フード&フィルター取付リング(クロームリング)を組付けます。
レンズ表面を最終的に丁寧にクリーニング&拭き上げを行いました。
青色LEDの透過でもこんなに綺麗ですね。
これで完了です!
当初は欠品があるため、ジャンク品扱いの1円スタートで出品するつもりだったので大赤字にならずに本当に助かりました。
このレンズの復活の成功に歓喜しつつ、その悦びをモチベーションにして今後も続くレンズ清掃デスマーチに挑み続けていきたいと思います。
(Super Takumar 55mm F1.8 の銘板の墨入れ作業に伴う乾燥待ちの時間の合間に本記事を作成したため、両記事の作成時間が非常に近接しています。)























