オリンパスのPEN-Dのテスト撮影を行いたいのですが、天候があまり良くない日が続いているため別のカメラを手掛けます。
キヤノンのニューキャノネットQL17-Lです。
キャノネットのQL17と云えば現在最後期型の『GIII』が大人気ですね。
(画像はQL19 GIIIです)
ヤフオクでの落札相場もここ数年で爆上がりしています。
なんといっても『G-III』の赤いエンブレムがカッコイイし魅力的です。
私のように昭和生まれの男の子にとっては『赤いエンブレム』というものには特別な思い入れを抱いてしまいます。
古くはプリンススカイライン2000GTBの赤いエンブレム
そしてあの日産スカイラインGT-Rの赤いエンブレム
究極はアニメ機動戦士ガンダムで登場する赤い彗星の『シャァ専用ザク』ですね。
これらの影響から『赤』は特別、『赤』は上位互換・超高性能バージョンといったイメージが刷り込まれてしまっているような感があります。
『赤い』というのは特別なイメージがあります。
それに理屈抜きで『赤いエンブレム』はカッコイイですよね!
でもね…。
キャノネットに関しては『赤くなくてもイイんです!』よ。
キャノネットGIIIの赤いエンブレムは特別とか上位互換とか高性能バージョンといった意味合いは全く無くただのマイナーチェンジのためのブラッシュアップ『お飾り』のような物です。
キャノネットQL17には4種類のタイプが存在しました。
まず1965年3月に発売されたQL17です。キャノネットSをベースにQL機構を組み込んだタイプでレンズは45mm F1.7でした。
このQL17はボディサイズが大きく重量も重たい物でした。
コレが第一世代と呼ばれています。
(画像はキャノネットSです)
そして次の第二世代となるニューキャノネットQL17が1969年7月に発売されます。
レンズは40mm F1.7となります。
更に1970年6月にバッテリーチェックボタンが付いたニューキャノネットQL17-Lが
発売されました。
そして第三世代のキャノネットとして1972年3月にQL17GIIIが発売されました。
(画像はQL19 GIIIです)
つまりGIIIの意味は3rd generation = 第三世代という意味です。
GT-Rのようなスペシャルエディションといった意味合いは全くありません。
第二世代との違いもバッテリーチェックが指針式からライト点灯式に変わっただけで他は何も違いはありません。
むしろライトの電球が玉切れしてしまったら現在では入手がちょっと難しいし、修理も面倒なものになります。
性能的には第二世代と全く変わっていないそうです。
むしろ第三世代のGIIIはコストダウンのためにそれ以前のモデルよりも品質が落ちているとの噂があります。
赤いエンブレムを付けてイメージチェンジ、ブラッシュアップをしただけに過ぎません。
以上のような事柄から最近相場が異常に高騰したQL17GIIIを購入するよりも価格が安定している第二世代のQL17-L辺りを購入した方がオススメとなります。
Q17GIIIではなく敢えて『俺は事情を知ってるゼ』的に通ぶって下位互換と思われているQL17-Lを所有するのもお洒落かと思われます。
とはいえQL17-Lも今年の春辺りの相場と較べると現在かなり高騰してきています。
やはり私と同じようにこういったカラクリに気付いてお手頃なQL17-Lに食指を伸ばす人が増えてきているのではないでしょうか。
お手頃価格で入手するなら今がオススメでしょう。



