リコーのキャディです。
いやぁ~今日も暑いですねぇ。
昨日ファインダーを清掃して組み上げて軍艦に戻して軍艦を本体に載せて完了としました。
その後ファインダーを覗いてみるとブライトフレームが水平ではなく右に傾いている事が発覚しました。
コレの原因究明がなかなかの曲者でして、結局原因はポロリと外れてしまったハーフミラー(矢印)の取付角度が狂っ訳だったんです。
しかし最適な角度を見つけ出すためにハーフミラーの角度を調整しては蓋をして軍艦に取り付けて本体と結合してファインダーを覗いてチェックする。
傾いていたら再び分解して…。の繰り返しを10回近く若しくはそれ以上行いました。
ファインダーや軍艦単体だと平衡感覚がズレてしまうために本体に軍艦を載せてから
ブライトフレームと本体の平行を確認しなければならず極小のマイナスネジを何十回も緩めたり締めたりしなければならずエライ苦労しました。
そのために露出計を軍艦から完全に切り離しています。
結果ファインダーはこの様な状態にまで戻りました。
当初と比べるとかなり良くなりましたが、やけに暗く感じるのは基本設計のせいなのでしょうか。
左上に見える白い丸はハーフミラーに蒸着されているミラー成分が剥がれ落ちた結果ですのでこれはどうする事もできません。
とここまでで作業は4日間ほど作業を停止していました。
以下は7月10日となります。
さてさて、これでようやくブライトフレームの傾きを修正できたので再び軍艦を本体に乗せようとしたのですが…。
今度はナゼか軍艦が正しく載りません。というよりも画像のように本体との間に隙間が出来てしまいます。
上から押し込んでみようとすると軍艦内の何処かが本体の何処かに当たってしまって軍艦がこれ以上下がらなくなってしまっているようです。
色々と調べてみたら、どうやら軍艦の中にあるファインダーの矢印の部分が
本体のこの矢印の部分に当たっているようです。
つまりファインダーが軍艦の中に正しく入っていない。
又は何らかの理由でファインダーが飛び出している(又は高さが増した?)状態ではないかと思われます。
もしそうだとしたらファインダーを取り外して分解する前は正しく収まってたわけですから…。
私がファインダーに手を加えた個所が原因である可能性が非常に高いです。
私はファインダーを分解したというか勝手にポロリと外れてしまったレンズ類を固定するためにエポキシ接着剤を使ったのですがその際に固定するために矢印の部分にエポキシ接着剤を盛ったんです。
果たしてこれが原因なのでしょうか?
確かに蓋を取り付ける際に違和感を感じてはいたのですが…。
コレが原因でファインダーの高さが増したとしてもその高さは1mmにも満たないでしょう。
そんな僅かな誤差も許されない程のギリギリの設計がされているのでしょうか?
確かにオーバークオリティ(過剰品質)を思わせるように小さな軍艦内部に非常に緻密なかたちでたくさんの部品を押し込んでいる感じが溢れてはいますが…。
まぁ、何はともあれこの盛り上げたエポキシ接着剤をカッターで削り落として再組み立てをしてみました。
すると…。
キッチリと軍艦が載りました!
ホントかいな!?
にわかに信じがたいですがどこかに無理(負担)が掛かっている感じは無いのでヤハリ
エポキシ接着剤を盛り過ぎたのが原因だったのでしょうか。
若しくはそれが主因となって他の部分に何がしらかの干渉をしていたのでしょう。
軍艦を取り付けた後にフィルム巻上げノブを取り付けて元に戻りました。
それにしても軍艦内にあるファインダー内にアクセスするためには合計でなんと
17本ものネジを緩めなければなりませんでした。
これは採算度外視のオーバークオリティ(高品質)というよりも生産コストを無視した非効率のように思われます。
当時工場でこのカメラを組み立てていた作業員さんたちはさぞや組立てに手間と時間がかかったろうと思われます。
結局私は10回以上もこの17本のネジを緩めたり締めたりを繰り返したのですが本当に手間が掛かりました。
ただ…。
ヤシカのように⤵⤵⤵⤵⤵な気分になる事はありませんでしたが…。
さて、この後は無限遠のピントの確認を行おうと予定していたのですが急遽違うカメラの修理依頼が入ってしまいましたのでキャディの作業は一旦ここで保留とします。
次回からはそちらのカメラの修理の記事なります。








