キャノンのニューキャノネットQL19 GIIIです。

 

 

昨日は無限遠でのピントを測定してみたところ、まぁまぁ合っていたので再調整することなくそのままにすることを決めました。

その後ファインダー内部の清掃するために軍艦を外したところ意外にも簡単に無限遠の再調整が出来そうなことが判り底蓋と前板を外して無限遠の調整用と思われるネジを発見しました。

果たして無限遠の再調整はできるのかどうかの作業を本日はやっていきたいと思います。

 

 

 

まず赤矢印の二本のネジを緩めてから黄矢印のネジを緩めてこのネジを軸にしてヘリコイドを左右に動かす事ができそうです。

 

 

結果は私の予測通りでした。

黒いネジを緩めてそのネジを摘まみにしてヘリコイドを回転させることができました。

画像ではネジが元の位置から左に移動している事が元の位置の跡から判別できます。

 

 

再調整の結果、無限遠のピントは上の画像のようになりました。

 

 

こちらが最調整をする前の状態です。

明らかにピントが向上しました。

 

キャノンデミEE17やヤシカハーフ14といったゾーンフォーカスのカメラは無限遠の調整をする事を前提とした構造になっていませんでしたが、ニューキャノネットQL19(17)は無限遠の調整をする事を前提にした構造になっているようで軍艦と底蓋を外すだけで調整ネジにアクセスできるようになっています。

とても作業がやり易いです。

 

 

さてファインダー内の清掃と無限遠の再調整が終わってここまで組み戻しました。

 

 

底蓋を取付けようとしたらフィルム室の下端部が腐食して塗装が剥がれています。

モルトの加水分解の影響でしょう。

 

 

耐水ペーパーの400番→ 600番→ 800番→ コンパウンドを使って下地を磨き仕上げます。

 

 

ラッカーシンナー → ベンジンで脱脂してからガイアプライマー(ミッチャクロン)を塗ってからセミグロスブラックを塗ります。

塗るというよりも塗料を置くというか載せる感じです。

塗料を乾燥させるためこのまま一晩置きます。

 

この後底蓋を取付けて新しいモルトを貼り付けて乾燥となりますが今回その部分は割愛させていただきます。

 

さて、今回の目的だった『マニュアルフォーカス付きのレンジファインダーカメラの無限遠のピントは合っているか』の検証結果は『合っている』ということになります。

といってもキャノネットとLynx-14の二機種でしか確認していませんが…。

それと無限遠のピントの再調整もできるような構造になっていたという事になります。

今後もレンジファインダーカメラを分解する度に無限遠の確認をしていきます。

 

数日中の天気の良い日にこのカメラをテスト撮影を行います。