リコーのオート35Vです。
何とも言えない独特のフォルムです。
1961年の日本製とは思えない美しいデザインです。
ただ、1961年製となると大分古いのでレンズの性能にいささか疑問があり
写り(映り)の描写力が心配なところです。
テスト撮影の結果に行く前に一点補足したい事項があります。
それはピントの合わせ方についてです。
画像のようにゾーンフォーカスなのでフォーカスリングに絵印で右から半身(以降Aと表記)、全身(同B)、お山(同C)の三点で距離が表示されているのですが正確な距離が判りません。
ネットである方が実際に撮影して検証した結果ではAは1~1.5mm、Bは3m、
Cは無限遠ということでした。
私はその方の検証結果に倣ってテスト撮影をしていたのですが、途中雨/曇りの天気が続いてテスト撮影を中断していた時にノートPCの下からなんとオート35Vの取扱説明書が出て来たのです。
早速ABCの正確な距離が知りたくて調べてみました。
取説によると
A=1.5m
B=3.2m
C=14m
となっています。何気に中途半端感が出ていますね。
ネットで検証した方は殆ど合っていましたね。凄いですね。
ただ…。
C=14mですか? んんん..., ふつうそこは無限遠になるんじゃないですか?
ですから検証された方もCについては当然のように無限遠と判断されてなにもコメントしていないのでしょう。そりゃそうでしょう!私もそう思います。
それじゃぁ無限遠はどこにあるのさ?
ということで取説を更に読み込んでいくと以下のように書かれていました。
『1.5mよりも近い距離で写す時は焦点調節リングを右へ止まるまでまわしてください。これと逆に、リングを左へ止まるまでまわせば無限遠にピントが合いますから、非常に遠くの被写体にのみに撮影を限定するとき使います。』
と書いてありました。
エェ~ッ!絵印のクリックを飛び越えた位置までフォーカスリングを回して撮影するの?
そこが最短距離(おそらく1.0m)と無限遠だって?
そんな使い方ありますか?
いやいやいや、オリンパスペンシリーズやコニカアイシリーズはお山の絵印が無限遠だぞ!
こんな超マイナーな機種でそんな独自のシステムを構築されたら殆どの人がC=無限遠と勘違いするだろうがぁ!
と思わず心の中で突っ込みを入れてしまいました。
しかも取説には更に続きがありまして
『しかし実際の撮影では、絞りは適当にしぼられますからピントの合っている被写体の前後もはっきり写り、大まかなピント調節で大丈夫です。』
と書かれています。
そりゃぁ正論だけどもなんだか言い訳のような臭いを感じます。
私は先日の無限調整の際にお山の絵印=無限遠と判断して設定してしまっているのでピントがズレることになりますね。
でもその方が使いやすい様な気がするんですが…。
一応オリジナルに倣って無限遠を修正します。
もう、時代が時代だからコンナモンって言ってしまえばそうなんでしょうけど…。
このカメラを販売する時にはこの辺りのピント合わせに関する特殊な部分を説明した書類を同封して販売する必要がありますね。




