リコーのオート35Vです。

 

 

発売されたのが1961年12月とのことですからフィルムカメラ好きな人にもちょっと古すぎて性能や能力に見劣りがして敬遠されているかもしれません。

どちらかというと不人気な機種になってしまうのでしょうね。

 

 

昨日完成した前板というかシャッターユニットはしばらくそのままにしておき

これからはボディ側に手を入れていきます。

しかし私はどうしてヘリコイドを上手く嵌められないのでしょうか…。

非常に困ったもんです。

 

 

ボディ側はこんな感じでシンプルです。

右側に大き目の露出計のユニットが入っています。

 

 

私が目を魅かれたのはフィルムカウンターの構造です。

リターンスプリングの端が異様に伸びていてこの線の部分をカウンターの外周で巻き取っていくようになっています。変わっていますね。

巻き取るっていっても木綿糸とかじゃなくてスプリングの素材である鋼線ですよ!

それを巻き取るって曲がったり変形したりしないんですかねぇ。まぁ曲がらないからキチンと動作しているのでしょう。

凝った造りです。

 

 

ファインダーを取り外して清掃をしたいのですが露出計の指針がファインダーの奥深くに入り込んでいます。

 

 

ファインダー上部はこのようにボディが半分ぐらい被さっているので真上に取り出すことができません。このままの状態で無理やりファインダーを外すと露出計の針が曲がってしまうと思います。

先に露出計を取り外します。

 

 

二本のネジを外します。

 

 

露出計です。

意外と大きいです。そして見えにくいですが針がとても長いです。

凝った造りですね。

 

 

矢印の日本のネジを緩めてファインダーを外します。

もう一本のネジは緩める必要がありません。

それにしても・・・・

このネジも超固かったです。

どしてこうもオーバートルクで締め付けるのでしょうか。

マイナスネジなのに。

今回もCRC 3-36を噴霧してしばらく放置したらネジは緩みました。

今回は何回もCRC 3-36に助けられています。

もはや防錆剤というよりも私にとってはポーションみたいな存在ですね。

 

 

外したファインダーです。

 

 

手前にガラスがあるためこのままでは矢印の部分の清掃ができません。

 

 

 

手前のガラスは三カ所の矢印にある黒いエポキシ接着剤のようなもので付いています。

これをカッターで除去します。

 

 

するとこの様に分離できます。

画像は部品取りの個体のファインダーです。

こちらを清掃してから組上げて使います。

 

 

養生テープで仮組して矢印の縁の部分にエポキシ接着剤を盛りつけます。

 

 

接着剤がある程度固まりましたら養生テープを剥がしてその部分の端にもエポキシ接着剤を盛り付けます。

エポキシ接着剤の硬化・乾燥に一晩放置しますので残念ながら本日はここまでです。