本日は久しぶりに晴天となりました。

テスト撮影に出かけたいのですが、カメラとレンズを分解中の状態なので組立が完了し手仕舞いできるまで延期します。

 

 

 

まっ黄色に黄変していた中玉と後玉は二日間の紫外線日光浴のおかげて完全に透明になりました。

巷間で「黄変したレンズはそのまま太陽光に当てるだけで除去できる」と言われていますが、複数枚・複数群に重なるレンズ構成だと太陽光が奥にあるレンズに届きにくいのである程度は分解してから日光浴をした方が効果が高くなると思います。

 

 

さて、リコーのオート35Vです。

分解の続きです。

 

 

シャッターユニットから前玉を外します。

 

 

前玉はヘリコイド直結なので念のため「合わせマーク」を付けておきます。

まぁ、ヘリコイド直結のため無限遠の調整は簡単にできるので参考程度です。

 

 

側面にある三カ所のイモネジを緩めます。

 

 

銘板というか、カバーリング?が外れました。

 

 

前玉を外します。

 

 

 

前玉の側面はグリスがべったりと付いています。

レンズの清掃が大変になりそうです。

 

 

次に中玉を取り外すのですが…。

ま、またもや... か、固い⤵⤵⤵

こんなのどう考えてもおかしい。

絶対オーバートルクで締め付け過ぎだよ。

 

 

波動砲の四射目です。

カニ目スパナを補強してこうやって端部をハンマーで叩きます。

それでも緩みません。

もうカニ目スパナを引っ掛ける溝(穴)をなめてしまってカニ目スパナが掛かりません。

 

 

も~~~うどうにもならないので損傷覚悟の上でバイスプライヤーで咥え込んで緩めます。

 

 

バイスプライヤーのキズは大したことありませんでしたが

カニ目スパナを掛ける穴はこの様に削れてしまっています。

コレが波動砲の反動(リスク)です。

成功すれば良いけれども失敗すると大ダメージを受けます。

コレは、もう使えません。

部品取りから移植します。

 

 

シャッターユニットの外周部がかなり汚れているので「激落ちくん(メラミンスポンジ)」で磨き出します。

 

 

それなりにキレイになりましたがSEIKOSHAの文字が薄くなってしまいました。

 

 

文字の墨入れを行いました。

ココまでやる必要はないかと思いますが。

 

 

シャッター羽根は普通に動作していたので分解せずに綿棒にベンジン(特級)を浸み込ませて羽根の両面を拭きました。

 

 

絞り羽根は分解時にCRC 3-36防止剤を被ってしまったので丁寧にベンジンで拭き上げました。

残念ながらこちらは片面だけですがとてもスムーズに動作しています。

 

 

前・中・後玉をそれぞれシンナーでグリス等の油分を除去してからクリーナーで清掃します。

 

 

中玉をシャッターユニットに取り付けてスプリングシム(ワッシャー)を挿入します。

 

 

ヘリコイドを合わせて前玉をはめ込むのですが、私はこのヘリコイドへのはめ込みが大の苦手で全然嵌りません。

前玉を外す時に無限遠の「合わせマーク」は印を付けましたが

ヘリコイドが外れた場所の「合わせマーク」の印を付けるのを忘れていました。

大失敗です。

 

 

ようやくなんとか前玉をはめ込むことに成功しました!

しかし二時間半もかかってしまいました。

本当に下手クソです⤵⤵⤵

今度こそケガキ針でヘリコイドの「合わせマーク」を付けます。

そして再び分解してグリスの塗布やレンズを再清掃してから組上げます。

 

 

こちらが完了した状態です。

当初はプラスチックグリスを塗布したのですが、ヘリコイドが異様に固かったので

モリブデングリスを塗布しました。

レンズ面にグリスが付着しないようにはめ込むのは難しくて何度もレンズを清掃して再トライする事になりました。

 

本日はここまでとなります。