ヤシカハーフ 17の分解修理です。
今回でもう その6 になってしまいました。
色々と語りたいことがあったのと、実際の作業と並行して投稿の記事を書いているとついつい撮影回数が増えてしまい画像で細かいところまで説明してしまいたくなるため長くなってしまいました。
修理が終わってから整理して記事を書けばもっと短くできたのですが…。
もう少しで完成しますのでこのままお付き合いください。
ファインダー内の各レンズ・ガラスを清掃します。
黒くて硬い紙がファインダーに接着されているのでこの紙に有機溶剤を浸み込ませると綺麗に剥がせます。
また、画像を見てもらえば判るのですがレンズが二重に重なっている部分があります。ここのレンズの向き合って重なっている部分は清掃を断念します。
以前にこの部分を清掃するために分解(破壊に近かった)してみましたが散々な結果に終わったために現在は行いません。
赤←の斜めに入っているガラスの手前側がハーフミラーになっています。
窓ガラスに貼るミラーフィルムと同じ様な原理で反透過性になっています。
青←の露出計のインジケーターを黄←のミラーで反射させてハーフミラーに映し出すようになっていて撮影者が露出計を視認できるようになっています。
実はこのハーフミラーは清掃には注意が必要でして機種によっては強くこすったり、液体クリーナーを使うと蒸着されていたミラー成分が剥がれてしまう場合があります。
ですのでカビが生えていたり、汚れが付着している場合でも軽く乾拭きするような感じで無理をしない方が良いです。
ファインダーをボディに取り付けます。
この際にフォーカスインジケーターとシャッタスピードの赤札がファインダー内に入り込むので注意が必要です。
これはかなり凝った造りです。
清掃が終わりましたらコニシボンドのG103で紙を接着します。
組み上がったら革を貼る前にもう一度動作チェックをします。
するとマニュアルのF1.7で何故かシャッターが開放になってしまいます。
前板は外しませんがもう一度分解してシャッター羽根の動きを確認します。
元に戻ったので革を貼ります。
こうして見るハーフ 17でもレンズがかなり大きいですね。
革を貼った直後の撮影を失念してしまいましたので革を貼った後に軍艦を取り付けた画像に飛びます。
軍艦はボディに上からカポッと被せて左右と後の小ネジ三本で止めるだけです。
軍艦は取り付ける前にフラッシュの配線をハンダ付けしておきます。
次に底蓋を二本の小ネジで取り付けます。
ASAダイアルを取り付けます。
ASAダイアルが付きました。
数字と指針の位置を一致させるのには少々コツがいります。
最後にタイマーのレバーを取り付けて完成です。
軍艦を取り付ける前にファインダー内の露出計インジケーターの針を上下に動かして指針を調整しようとしてセコニックのL188と数値を合わせようとしたのですが、それぞれの数値がかけ離れ過ぎていたためどうにも調整できませんでした。
おそらく1/800秒で合わせると1/30秒が合わなくなり1/30秒で合わせると1/800秒が合わなくなるといった感じになると思います。
やはりハーフ 17の指針は大体の参考値といった感じと思って使うものなのかもしれませんのかもしれません。
それと最速のシャッタスピードが1/800秒と云うのもあくまで理論値なのかもしれません。
同じように最遅の1/30秒もあくまで理論値なのかもしれません。
というのもシャッターに関してはあそこ迄分解して清掃しても未だに不安定な感があります。
やはりハーフ 14同様いつまでキチンと動いてくれるのかな?という不安が残ります。
でも露出が合っていてそれなりにキチンと写れば「それでイイのだ!」ということなんでしょうか。
電線に裸線を使っていたりシャッター羽根が一枚足りないという謎等残念に思う部分もありますが、シャッターボタンからシャッタレバーへ繋げる機構やファインダーのフォーカスインジケーターの機構などは他機種にはないようなかなり凝った構造をしていたりもします。
ただ...、も少し品質が高ければなぁ~。
と、分解する度に思わされます。
次はテスト撮影になります。
その結果次第でこのカメラの能力が理解できるかと思います。









