KONICA Eye 2 の組立てが終わりテスト撮影をしたのですが、なんとフィルムを2本も無駄にしてしまいました。現像したら全て真っ黒。
最初は露出計の調整ミスだと思ったのですが、2本目はマニュアルで撮影したコマだけ写っていたことからAUTO(EE撮影)の時にシャッターが開いていない事が判明。
後日再び分解修理します。
KONICA Eye 2 の最初のテスト撮影時に YASHICA Electro 35 CCN を同行させていたので、こちらのテスト撮影の結果報告をさせていただきます。
YASICA Electro 35 は、6石トランジスタの電子回路を搭載したカメラで1967年当時『ローソク1本の光でも情景通りに』とのキャッチコピーで販売されていたそうです。
なんだかちょっとオーバーだなぁ~と思うのですが、フラッシュ内蔵のカメラが存在しなかった時代では昼夜問わず屋内でも撮影できるカメラはそうそう無かったそうです。
数か月前に一通り手をいれたのですがレンズに微細なカビが視認できたので清掃しました。
久しぶりのマニュアルフォーカス搭載機なのでフィルムはFUJICOLOR ASA100をチョイス。電池は4LRR44挿入時電圧6.31Vでした。
まずはお約束の自宅窓から。
最近暑いので早起きして作業しているのでまだ陽が浅いですがなかなかの映りです。
良い感じです。
なんか色味が暖色系な感じがします。
これはすごい解像度ですね。水玉がクッキリ。さすがマニュアルフォーカス。
ファインダーを分解して清掃したのですが元
素の状態が良かったのでとても見やすくピントを合わせ安いです。
遠景はちょっとピントが甘いような...。
日向と日影が混在するシーンでも良く表現されています。
光量が少ないとF値が小さくなりますので微妙に背景がボケますね。
無限遠で撮影するとやはり若干ボケるような...。
でも私が子供の頃の写真といったらこんな感じでした。
日陰の部分がいい味出しています。
ピントを『絵馬』に合わせているので背景が上手くボケました。
すごい描写力ですね。
よく見ると下のいなかっぺ大将の大ちゃんが右足で蹴り投げた下駄が右上に絵じゃなくて木彫りの下駄なんですよ。でも過去に2回もぎ取られているんですよ。
その度に作者が造り直しているんです。流石です。
真夏の海岸の雰囲気が出ています。
OLYMPUS Pen D3程のシャープさはありませんがなかなかの写り映えです。
近接撮影の描写は素晴らしいの一言です。
遠景はちょっと甘くなるような感じですが、昭和の雰囲気と解釈すればまぁいいんじゃないでしょうか。
それと実写テスト撮影してみて解ったんですが、とても使いやすいです。
ファインダーも見やすく、ピント合わせも簡単です。
露出計も確認しやすく絞り優先タイプで露出O.K.な範囲がF値で3段階ぐらいあるので私は目一杯絞り込んで撮影しました。その分シャッタースピードは遅くなりますが。
日本ではそれほど人気がないようですが
海外では根強い人気があります。
その理由が理解できた気がします。