ebayに出品したら何故かあっという間に売れてしまったKONICA Eye 3
ということでもう一台を修理して三日前に完成させました。
こちらの方にはフィルターやケースも付属しています。
ということで
OLYMPUS Pen D3と共にテスト撮影をしたのですが、これが見事に失敗してしまいました。
前回露出オーバー気味の感があったので電池をLR44 電圧1.54Vを使用して
フィルムはOLYMPUS Pen D3と同様のFUJICOLOR ASA100を使用したのですが、このフィルム選択が今回の失敗の要因となったみたいです。
全体的にピントが合っておらず微妙にピンボケしています。
お約束の風景はまぁまぁなんですが、
電池の選択が良かったらしくコントラストはとても良いのですが
このようにピントがあっていません。
ソフトな感じと良く解釈する事もできますが
何か今一つピリッとしません。
これはまぁまぁですね。文字がしっかりと写っています。
この三枚もなんだか今井一つな感じです。
これだけ何故かピントがバッチリ合っていました。
この辺はまぁまぁな感じですが
一昨日前のOLYMPUS Pen D3の画像と比較してみてください。
逆光に弱いというか、いかにも逆光らしい写りになりました。
色はよく出ているのですがやはりピントが今一つな感じです。
これらは全てピント無限遠で撮影したのですがこんな写りになりました。
実は昨日この画像達が自分の予測とかけ離れた写りだったのでボツにしようと思っていたのですが、これはこれで失敗例の見本になると判断して本日投稿する事にしました。
私が子供の頃にみたプリント写真はこんな仕上がりの感じだったので『レトロな写り』と賛辞する事もできますが、一昨日前のOLYMPUS Pen D3のすばらしい写りと比較してしまうとがっかり感が否めません。
今回の失敗というかPen D3との写りの違いの原因を私なりに考察した結果が
EYE 3にASA100のフィルムを使用した。という事かと思います。
両者ともゾーンフォーカスのため正確なピント調整はできません。
Pen D3はフルマニュアルカメラなので露光を計測してからシャッタースピードと絞り値を撮影者の好きなように組み合わせができるので露光が弱いところではシャッタースピードを遅くさせて絞り値を大きく取ることができます。
これにより被写界深度を大きく取ることができ、ピント調整の補正をかけられます。
しかしEye3はEEの全自動露出機構のためPen D3のような人為的補正ができません。撮影者はただシャッターボタンを押すだけです。
しかもシャッター羽根が絞り羽根を兼ねているため、シャッタースピードが速くなる程絞り値が大きくなり、シャッタースピードが遅くなる程絞り値が開放に近付きます。このため露光が弱くなると被写界深度でピントを補正することが出来なくなります。なのでフィルム感度の高いASA400のフィルムを使用して少しでも被写界深度を大きく取れるようにします。夏の陽射しを過信してASA100のフィルムを使用してみたのがダメだった要因の一つだと思います。
EE機構を持つカメラにはASA感度の高いフィルムを使った方が良さそうですね。
反対にマニュアルカメラならASA感度の低い粒子の細かいフィルムを使ってがっしり&どっしりた映り画像を取ることがかのうですね。ただし、三脚が必要になりますが。
それにしても OLYMPUS Pen D3 の持つポテンシャルは凄いですね。
当に小さな巨人です。