前回の試写でボケボケ,ダメダメの悲惨な結果に終わったPetri Color 35。
先ずは前回の失敗画像をごらんください。
見事にわたしの黒歴史となってしまいました。
外観は小さくてこんなに可愛いんですが内部は知恵の輪のよう奇想天外な構造をしています。
今回の対策として露出計の光センサーであるcdsセルを現行の新品に交換しようと再分解したところ、シャッタースピードの変速をコントロールするリングの取付位置が歯車一山分ずれているのが判明しました。
更にシャッターロックのレバーを固定するネジが緩んでいてある領域でシャッターの動きに干渉するようになっていました。
更々にレンズ後玉にしっかりと指紋の痕があり、画像が白くボケる原因となっていました。
これらの不具合を払してcdsセルも新品に交換して試写に再チャレンジです。
今回使用するフィルムは Koak ULTRAMAX ASA400 (前回はASA400)
電池は今回初使用の空気電池PR44
補正フィルターの使用はなく素レンズ状態です。
まずはお約束の作業場の窓からのショット。
ウォオオオオ!!!
前回のボケボケ,ダメダメだったのを完全に払拭してるレベル。
我ニ黒歴史ナシ
暗くないんです,明るいんです暗い部屋が!
今までのどのカメラよりも明るいです。
ASA400のフィルムというのもありますが
色とりどりの華麗なる花たち。なかなかの描写で映っています。
きっちりと写っているのだけど
なぜか被写界深度が浅いですねぇ。かなり絞り込んでいるんですけどねぇ。
意外なことに逆光に強いですね。
cdsセルのおかげ?
電車もキレイに撮れました。
電車がもっと手前に来るまでシャッターを待てなかったところが
45年ぶりの走る鉄道撮影で鉄分の不足している証拠。
地下駐車場
これまた意外です。地下駐車場でもヘッドライトの光でなんとか写りました。
シャッタースピード1/15だったので柱に体を持たれかけさせてカメラを固定。
順光でもなかなかイイ感じで写りますね。
アップでもなかなかの映りです。
ASA感動が低ければ背景を多少はボケさせることができそうです。
木陰の部分もしっかりと写っています。
いやぁ~、安心しました。
今回はしっかりとした描写で映り込んでくれました。
これでカメラ本体ではなく私の修理の処方が間違っていたことが確定しました。
PETRI Color 35 のオーナーのみなさん、本当にすみませんでした。
被写界深度があまいのかピントのシャープさに欠けているような気がします。
ゾーンフォーカスのためわざわざASA400のフィルムを使って絞り込んで被写界深度でピント補正をしたかったんですけどねぇ。
まぁ、天下のOLYMPUS Pen の Zuiko,MINOLUTA の Rokkor,KONICA の HEXANON と較べての感想ですから微妙な部分でもありますね。
それとこの子の構造上の問題でもあるんですが無限遠wo
正確な位置に固定するのが非常に難しいんです。無限遠を超えて撮影してしまう可能性があります。それがどのような結果をもたらすのかは私にはわからないのですが。
前回の試写で明暗の差が大きい画像で暗い部分はただ黒く飛んでいたので暗い部分にも反応できる様にと現行のcdsセルに換装し空気電池を使用してみたのですが、その効果はあるようですね。
今回は私の黒歴史(失敗)を晒すような恥ずかしい物語となりましたが、反面きちんとした修理を行ってカメラ本来の「正しい状態」に戻すことができれば60年近く経過したカメラでも綺麗に映るようになるという実践結果になったとも思っています。
現在お持ちのカメラが不調でお困りの方やご自身でカメラを修理中で沼に嵌ってしまった方々がおりましたらお気軽にご連絡ください。ご助力できればとおもっていますので。

















