前回のKONICA Auto S 1.6も F値1.6 とかなり明るいのですが、この子のレンズのF値はなんと 1.4 !
国産レンジファインダーカメラで一番明るいレンズの持ち主です。
レンズが大きいので若干見た目のバランスが悪く見えます。
レンズがどれだけ大きいかをYASHICA Electro35 GSと比較してみましょう。
上 Lynx14 下 Electro35
右 LYNX14 左 Electro35
Electro35もF値1.7なのでそれなりに大きいレンズが付いてるんですが、Lynx14はバカでかいですね。
ただただレンズの明るさに特化したカメラ、当に「極振り」ですね。
そして極振りアルアルのお約束通りそれ以外の能力は平凡。
それどころかレンズの肥大化で重くなってしまっています。
でもその極振りが一部のマニアの琴線に触れるのではないでしょうか。
私もその一人です。だから治します。
この子の症状は
① バッテリー液漏れによる腐食と断線
② 露出計スイッチの接触不良
③ レンズのカビ
④ 絞り羽根の脱落(飛出し?)
です。
①&②は電線の引き直し、③は分解清掃
そして④は
こんな感じで羽根が1枚飛び出していたので(どういう操作をしたらこんな事になるのでしょうか?)シャッター&絞り羽根共に分解して再組立てしました。
これはシャッター羽根を組み上げた画像です。
そして実写の結果は以下の通りです。
前回のKONICA Auto S 1.6と較べていただくと面白いかと思います。
使用したフィルムはKodak ULTRAMAX ASA400
電池は625のアルカリ電池
現像はカメラのキタムラさんです。
ASA400フィルムというのもありますが明るく写っていますね。
こちらも他のカメラではもっと黒い(暗い部分)があったのに。
ちょっと淡いような気もしますがそれなりに良く写っていますね。
いい感じですね。
各色もちゃんと写っています。
これとほぼ同じ画像がKONICA Auto S 1.6にもありますのでよかったら較べてみてください。
かなり細かく描写されてますね。
上の画像をマニュアル操作で絞り開放にして撮りました。露出がオーバー気味でしうか。
最後の駒だったらしくちょっと画像が変ですがこの子の真骨頂であるボケがよくわかります。
実写前は果たしてちゃんと写るかどうか心配だったのですが
こうして画像を見るとしっかり映っているので安心しました。
ファインダーのピント調節が老眼の私にはかなり難しかったです。この個体独自かLynx14全般の問題かは定かではありませんが。
私にとって明るいレンズは使いやすかったです。
絞り開放での背景のボケ具合はこのカメラならではの特徴だと思います。
使用したフィルムのASAが違うのでKONICA Auto S 1.6 との正しい比較になるかわかりませんが、Auto S 1.6の方が映りがシャープに感じます。Lynx14はまったりというかおっとりとした感じがします。露出がオーバー気味だったのかもしれませんが。
YASHICAにはハーフサイズカメラにもF1.4のレンズを持つHalf14というとんでもないカメラが存在します。
元々F1.7レンズのHalf17のボディにF1.4のレンズを無理やり押し込んだようで構造上相当無理があったようです。
しかもゾーンフォーカスのピント調整でF1.4のレンズを使いこなすなんてどんな芸当ですかね。
YASHICA Half 14 の説明についてはとても長くなるので時期を改めて投稿させていただきます。















