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◎昼の部


「仮名手本忠臣蔵」
 ・二つ玉の段
 ・身売りの段
 ・早野勘平腹切の段


「釣女」


◎夜の部


「曽根崎心中」
 ・生玉社前の段
 ・天満屋の段
 ・天神森の段


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5年ぶりの文楽熊本公演だそうで、


人形使い、浄瑠璃語り、三味線弾き・・堪能してまいりました。


混ぜるなキケン伝統芸能部分室 ☆ まかしょ、まかしょ


はあ~~素晴らしかったぁ~~ドキドキ



昼・夜と演目が違っていて、是非見たかった「仮名手本忠臣蔵」を選んだのですが

夜の「曽根崎心中」も見れば良かったなぁ(悔)


なにはともあれ、忠臣蔵五段目二つ玉の段!!


そうです、文楽の斧定九朗を見たかったのよのさ~@ピノコちゃん


で、登場したのは、開いた破れ傘を片手に黒羽二重に白献上の帯、


尻をはしょった、じゃあ~ん男前の白塗り定九朗登場 雨


混ぜるなキケン伝統芸能部分室 ☆ まかしょ、まかしょ


やったー!中村仲蔵だーっ! ニマニマ笑いが止まらん


しかし良かった、小汚い山賊姿じゃなくて。


歌舞伎と違うのは、定九朗と与市兵衛が長い掛け合いをすること。


どんなに大切な金かを話し命乞いする与市兵衛をざくざく切りつけ、

倒れた与市兵衛のお腹を とどめにと刀でグサグサしちゃうんですよ。


サダクロ、悪いわぁ (-""-)


「だぁーん」と鉄砲の音がすると、場内に火薬の匂いが漂いました。


凄い臨場感です。


猪と間違い撃ち殺した定九朗の懐から 勘平が財布を抜き取ると

財布の紐に繋がった定九朗の上半身が、ぬーっと起き上がるの。


うぎゃぁぁああ~~~ツボだわ~~~~~恋の矢


これで血反吐があれば完璧なんだが。


そして、見どころの「身売りの段」「腹切の段」へと繋がっていくのですが


それはもう息を呑む素晴らしさで、


日本古来の舞台芸術のレベルの高さに今さらながらタメ息が出ました合格

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「たらちね」  春樹


「夢金」 談春


仲入り


「明鳥」 談春


会場:福岡・都久志会館


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めちゃくちゃ面白いなぁ、談春 アップ


特にこの日は、神が降臨していた。


理恵蔵師匠が取ってくれた席は3列目、上手よりの真ん中に近い。


談春の目線がちょうどこちらに来るんですよ。最高の席です。


わーい、お大尽だぁ、ばんじゃーいヾ(@^▽^@)ノ


ぐふふ、理恵蔵、おぬし、今年のツキをここで使うてしもうたな 。


開口一番は談春の弟子の立川春樹くん。


開始時間の15分ほど前に始めるという粋な算段。


開始前だから、聞くのも聞かないのもご自由にどうぞって配慮は
地球人類に優しい談春さんだ。


マクラ抜きで、いきなり「夢金」


ん?と思ったけど、噺に引き込まれて直ぐに忘れる。


あーもう面白くて、ずっと半笑い顔のまま、怒涛のサゲに。


すごいなぁ、談春、ノリにのってる。


志ん朝のと違ってて、こっちの方が品が良くて好きだ。


仲入り


グッズがあるって聞いて、おら、ロビーまで走っただよ。



ありました。座布団ストラップお茶


混ぜるなキケン伝統芸能部分室 ☆ まかしょ、まかしょ

さっそく寄席ベアに座らせてみた~♪


混ぜるなキケン伝統芸能部分室 ☆ まかしょ、まかしょ


「明烏」


マクラがめっちゃ面白い!そしてけっこう長い^^;


林家木久蔵(現)のKYな言動の数々。


だって、おで、ぼっちゃんだからー晴れ


※ここで私なりの区分け


林家木久扇・・・きくちゃん
林家木久蔵・・・キクオ


そしてキクオ@ぼっちゃん5のキャラを
「明烏」の世間知らずの若旦那・時次郎に被らせていきます・・・


今の談春、勢いがあって素ん晴らすぅい~ 合格




会場:熊本県立劇場


前座も無く、仲入りも無く、2時間弱(予定は1時間半)の熱演でした。


かごんま弁って超可愛いラブラブ


師匠の円歌さんが「俺の弟子で江戸っ子は一人もいない」っていうボヤキ芸を思い出して
ニマニマしました。


一回見たから、もうイイかな。 <鬼

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柳家小三冶 「天災」


桂歌丸 「中村仲蔵」


他、昔々亭桃太郎、柳亭こみち、昔々亭A太郎


会場:熊本県立劇場・演劇ホール


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まずはお目当ての柳家小三冶師匠 合格


マクラが長い、しかも演目のマクラですらない。


小三冶師匠の風貌からして頑固職人みたいで、笑わせてやろうって頑張る素振りも見せず

話は淡々と進んでいきます。


『私は歳を取ったので、最近の言葉を覚えられない。あの、なんと言いましたっけ、


風邪引いてお腹壊して、熱下痢ピーみたいな・・(>ノロウィルスとなかなか言わない)


パソコンとか携帯とうっかりしてると、全部アメリカに情報は行っちゃうそうですね。


あれ、なんて言いましたっけ・・(>ウィキリークスとなかなか言わない)』


この人、全部分かってて、すごく頭がキレるって、後で気づきました ひらめき電球


そのくらい自然なんです。いつの間にか引き込まれてて笑ってるの。


しかし高座にいらっしゃる間中、

あらあなんだかスゴイ、スゴイぞ!と私の中の小さい人が半鐘を叩きまくりでした 目


噺は「天災」


どちらかといえば前座噺の範疇に入ると思うんだけど


これが名人芸っていうんですねー。初めて生で見ました。
(談志師匠の場合はもう声が出ていなかったので…あせる


人間の描写力が秀でてるうえに、登場人物が皆可愛い。


わりとヒドイことしてるのに、良い気分で笑って愛せてしまう。


小三冶さんは声高に騒ぐことなく「人間の業の肯定」を見せているのでは?


などど談志ファンとしては不埒な思いまで浮かびました。


幕間が入って、昔々亭桃太郎。


一番前で寝るという偉業を達成しそうでしたが踏みとどまった自分を褒めてあげたい。


まあ笑いは好みだから。後ろのオバさんには大うけでしたよ。


そして桂歌丸御大 合格


がーん、笑点のイメージと全然違い、ものすごく綺麗なおじいちゃんアップ


所作も美しく、声も今日で一番はっきり聞こえ、艶がある。


わあ、こんな上品で面白いおじいちゃん、おうちに欲しい~と思いました。


マクラは超超超短い!


小三冶師匠と足して二で割れば、普通サイズになるのでは。


「名題役者というものがありまして、現代の名題は灰皿でテキーラをねぇ・・(一拍置いて)
昔、中村仲蔵という役者がおりました。」

で、すぐ演目に入ります。


きゃー、中村仲蔵だぁ!


志の輔の「中村仲蔵」のインパクトが凄いので、嬉しい反面、自分がどう受け取るか心配だったのですが

歌丸さんの語りはすうーっと胸に入ってきました。あー良かった(ホッ)


志の輔兄さんのぐいぐいと引き込むドラマチックさとは真逆なんですが

話の途中で四方山話を入れる余裕と、あくまでも美しい日本語で語られる中村仲蔵はすごく楽しかった。


その晩は、とても寒かったので、

師匠お二方が風邪など召されないようにと願いました。


今夜はありがとうございました。うんと長生きして、また落語を聞かせてください。


※お約束の6代目圓楽の腹黒話も聞けましたよ。

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開口一番「幇間腹」立川生志


粋曲 柳家小菊


お楽しみ 立川談志 「落語ちゃんちゃかちゃん」「権助提灯」


仲入り


ご挨拶 談志・生志


   柳家花緑の飛び入り
    (というより、楽屋に挨拶に来た歌緑さんが
     師匠の「孫を呼べ」の一言で引っ張り出される)


落語「紺屋高尾」 立川生志


会場:博多座


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「立川談志といふドキュメンタリーを見にゆく」


混ぜるなキケン伝統芸能部分室 ☆ まかしょ、まかしょ


私一番の憧れちっくな落語家・立川談志師匠合格


博多座の花道から登場されたのですが、お姿拝見できただけで感涙 汗


高座へ上がられるのも 足元がちょっと心もとなくてハラハラしました。


落語の出来うんぬんより、師匠は生きてるだけで良いんです。


談志さん自身は「ふざけんな」って、まだまだやる気満々みたいだけど。笑


途中で咳のせいで話がストップするたび、心配そうに見守る客に一言。


「結核じゃないからうつりゃしねえよ」


笑いが起きると、たたみかけるように


「うつるもんなら、うつしてやりてえんだけどな」


まあなんて憎たらしいオヤジなんでしょう。


しょうもないシモネタの小話から(いい加減、呆れたぞ)「落語ちゃんちゃかちゃん」


未熟者の私にはネタ元がちょっとしか分からない。くそぉ


緞帳が降りかけるのを制して「権助提灯」が始まる。


談志の権助は 少しシニカルで、ただの田舎者ではないのです。


楽屋で、おくつろぎの談志師匠 お茶


混ぜるなキケン伝統芸能部分室 ☆ まかしょ、まかしょ


生志さんも初めて聞きました。


パッと見が若花田に似てるし、手ぬぐいはブタの模様だし

面白くないに決まってると見た目で判断してすみませんでしたー。


正統派で、品の良い噺家さんでした。


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一、浦島 


    坂東巳之助


二、泥棒と若殿


    松平成信 坂東三津五郎
    伝九朗  尾上松緑


三、身替座禅


    山陰右京 坂東三津五郎
    奥方玉の井 尾上松緑


会場:熊本県立劇場 演劇ホール


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混ぜるなキケン伝統芸能部分室 ☆ まかしょ、まかしょ

三津五郎さん、ツボです恋の矢


熊本県立劇場は古い演劇ホールなので、歌舞伎巡業といっても舞踊中心です。


巳之助くん、さすが息子、後継者、上手い!


花道内側2列目という席だったので
浦島が白髪のお爺さんに変わっちゃう仕掛けがよく見えました。


のけぞる間に、黒子が凄い速さでメーキャップし、カツラと衣装を早抜きし…


正面を向いた時には 巳之助くんがニョホホっとお爺さんになるの!


たのしかー音譜


三津五郎さんと松緑さんのコンビは最強かも。


特に『身替座禅』は堪能しました合格



三遊亭新潟時代に「落語のピン」に出演し、立川談志が怒って帰っちゃった!


その後、談志に謝りに行ったら


「いやいやお前が悪いんじゃない、あんなので笑う客が悪い」


そういう話を聞いていたので、うはうは楽しみにして出かけました。


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「山奥寿司」


「最後のフライト」


 仲入り


「四つ目饅頭の由来」(ねずみ 改)


 ↑これは他所では「荻の月」という名菓の名でやっているのだが

今回だけ熊本名菓のお題に変えるというサービス 


  先月の天神落語まつりの際、歌丸師匠への差し入れで 四つ目饅頭を知ったらしい。


会場:熊本国際交流会館


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観客参加型落語というだけあって、お客いじりは上手く、しかも嫌な感じがしない。


人柄が良いんだろうなぁ。好感が持てました。


新米の頃、カミシモも分からず、志ん朝さんが見るに見かねて教えてあげたってのも分かる気がする。


でも東北のあったかい容姿と話しぶりに惑わされてはいけない。


落語が終わると、この人の枕は全てが伏線になっている、というのが分かるの。


かなり頭の良い人で、放送作家にもなれそうな感じ。


なかなか楽しい独演会ではありましたが

談志を怒らせたほどの滅茶苦茶な落語でも破天荒でもなかった。


人に伝える落語というのを随分勉強されたようだし、

熊本という落語熱の低い土地柄でハッチャケられなかったってのもあるのかな?


明くる日は、そうもちろん四つ目饅頭に行って  白鳥のことを言いつけてあげましたよ。


御主人、それはそれは喜んでいなさった。


ちゃんとご連絡いただければ

菓子折りの一つや二つ差し入れいたしましたのに。ねえ、御主人。

玉三郎さんが八千代座復興に御尽力なされてから はや20年が経ったんですねぇ。



やっしょうまかしょ


まずは玉三郎と中村獅童の「お目見得口上」


遣り手婆とお小姓みたいだ、と思ったのは御贔屓筋の御方々には内緒の話。


秘密だよん。


やっしょうまかしょ


「最初に来た時、八千代座の楽屋は雨漏りしてた」とか

「昨晩、お風呂に入っていたら停電した。都会では味わえない珍しさ」とか

トークがお茶目な玉三郎さん。


お客もきゃっきゃきゃっきゃ笑っていて、こんなクダケた雰囲気は普通ありえない。


きっと九州のお里、山鹿だから許してくださるんだろうなぁ、と

玉三郎さんの懐の深さに感激しました。


八千代座のスゴイ所は 昔ながらの芝居小屋なので

もう目の前で役者さんたちの熱演、飛び散る汗や息遣いと衣装の衣擦れの音が実感できるところ。


しかも私の席は花道の一番前。かぶりつき


手を伸ばすと玉さまも獅童もついでに猿弥も触れるんですよ、ああ生きてて良かった。


幕間はゴザの引いてある花道。これ、誰がどう言おうと花道ですからね!



やっしょうまかしょ


天井も綺麗でしょ。


やっしょうまかしょ


ホントは中は写真を撮ってはいけないんですが(特に玉三郎さんの時は規制が厳しい)


亀治郎と三響会のチャリティの時に こそーりと撮っちゃった 。


内緒だよ。


やっしょうまかしょ


「羽衣」


口上の時は、玉三郎も歳を重ねたのだから美貌の衰えは仕方ないと思ったのですが


やはりスゴイ、神が降りてくるとはこういうことなのね、


舞台に天女がいるんです。人間離れした美しさ。ただもう口開けて見惚れてました。


しかし、ここは八千代座。客の一挙手一投足が演技者からも見える。


私のポカーンとした間抜け面も、隣で寝ているオバさんの顔も、玉さま、絶対見えてるはず!


歌舞伎舞踊が苦手な(寝る)人は 八千代座には来ないほうが良いですよー。


八千代座はちっちゃいから舞踊くらいしかできないしー。


どこの席からでも舞台がよく見えます。すべてがS席といっても過言ではなひ。


やっしょうまかしょ


「吉野山」


玉三郎さん、動きがスゥーッと全て繋がっていて、人間ではない何かの化身みたい。


獅童の源九朗狐は 本当にメンコイの。


親を恋しがる子狐の哀れさやケナゲさが伝わって 母性本能に胸が疼きました。


役者さんによってゲンクロ狐も違うのですね。


海老蔵だと妖しいエロ狐、亀治郎だと一癖ありげでタヌキっぽい。


市川猿弥さんの楽しさは言うまでも無く、活きの良い花四天の方々、スゴかったです。


動きも表情も面白いんだな、これが。ああもう何度でも見たい!


万雷の拍手の中、アンコールにも何度も応えてくださり

玉三郎さんと同じ時代の同じ場所にいる自分に感謝しました。


田舎のおばあちゃんじゃないけど、ありがたや、ありがたやって拝みたい気分。な~む~


山鹿から帰る真っ暗闇の道すがら、千穐楽も見たいなぁと思ったのでした。

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◎東西話題の会


林家正蔵  「悋気のこま」


立川談春  「長短」


笑福亭鶴瓶 「お母ちゃんの笑顔」


仲入り


春風亭小朝 「池田屋」


桂三枝   「じいちゃんホスト」


会場:福岡銀行本店 大ホール


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