正直な所、先行カットの「Beautiful Monster」を聴いた時は、前作「Closer」」 の延長のような印象を受けたが、こうしてアルバムトータルで聴くとこれはこれでアリと思えてしまう通産4枚目のアルバム。


MJフォロワーの彼らしい作品だがこれこそがNE-YO流、故MJへの回答なのだ。

コンセプトアルバムでありながら流石はNE-YO、今作も間違いない内容に仕上がった。MJ直系の①Champagne Life やアルバムではもっともブラックな⑥One In A Million と、やはりこの人は現代のR&Bを書かせたら右に出るものがいないんじゃないかってぐらいの完成度。③Know Your Nameなんか期待通りのエロさで唄うそんなNE-YOは素晴しい。


しかしながら、今回も無難な作品を作ってしまった事により⑨Beautiful Monsterのような、ここ最近目立つユーロ調な楽曲がアルバムをリリースする事によってその力が失われたようにも感じる。


アルバムとしては完成度が高いが、更なる彼の才能を見たい気もする。



評価★★★☆☆



たしかに前作「Brass Knuckles 」は商業的には失敗したと思うが、作品の評価としては私的には4つ星でした。クラブバンガー製造機の異名を持つNellyの起死回生を図る通産6枚目の新作。


アルバムのコンセプトはさておき、収録曲に焦点を当てたいと思う。

全体的な内容としてはNelly特有の馴染みのあるメロディーが印象に残るが、なんといってもゲスト陣の演出が作品にとって非常に良いスパイスとなっている。

①I'm Number 1 ではDJKered、②Long Goneでは個人的にはどうしてもNellyと同じ道を辿っていると感じてしまうChris Brownと今が旬なPliesが参加、③She's So FlyではサウスのキングT.I、⑥Move That BodyではAKONとT-PAINまで参加と旬なアーティストから王道なゲストが目白押しなのだ。


そんな中でも今回のハイライトはまずは、Keri Hirson参加の⑫Liv Tonightだろう。ここで聴けるNellyは今流行りのエレクトロチューンだがこのサウンドが非常にNellyの声にマッチするのだ。


そしてなんといってもはずせないのがDilemmaPart2の⑧Goneだろう。

「Dilemma」のリリースから丁度10年が経ったち、未だにクラブ等でも聴く機会があるが、はっきりいって「Dilemma」とは、まったく別物と思い聴いて頂きたい。だが、この楽曲は当時、リアルタイムで「Dilemma」を聴いていた方なら思わずうなずいてしまう事は間違いないと内容となっている。


非常に作品としてはOKだた今作でゲストを多々取り入れた事により、今後のNellyの動向が気になるところだが、今は世間の話も気にせずこの作品を楽しんで頂きたい。



評価 ★★★☆☆+a


当初は「Carter Ⅳ」としてリリースされる予定だったが、結局はミニアルバムとしてリリースされた作品。2010年3月からの服役中のウィジーだったが、リリースは10月。

本人不在ながら余裕の全米No1アルバムを獲得した。

元々はデジタルリリースのみだったが、作品の完成度の高さからフィジカル盤もリリースされ、こうして手元にCDがある訳だが、デジタル配信で終わるのがもったいないと感じる程、楽曲は素晴しい出来である。


シングルカットの前作ロックアルバム時の録音と思われる⑤I Am Not a Human Being やDrakeを迎えての⑦Right Above Itや時代の先頭を行くモノにしか出来ないサウンドを披露してくれる。

しかしながら③With Youや⑫YM Saluteといった非常にブラックなサウンドも今作は収録されているので、是非聴いて頂きたい作品だ。


個人的には今年の夏ぐらいのMix収録だった⑥I'm Singleが非常にパーソナルな内容だった為、今回はこの評価でさせて頂きたい。



評価 ★★★★☆