世界的な大ヒットになった前作「The End」から約1年半後にリリースされた通算6作目。衝撃的な内容だった前作のエレクトロファンクはここに来てさらに進化してお目見えした。

アルバムの幕を開けるのはリードシングル①Time (Dirty Bit)だが、キャッチーなフレーズから一転、David Guetta直系のブリブリなエレクトロファンク全快で始まり、②Light Up the Nightではクラブの定番曲、MontellJordanの「This Is How We Do It」をサンプリングしてるし、④XOXOXOは現代の女子高生のアドレスみたいな曲名だし、⑨Do It Like ThisではSnoop Dogバリのラップを披露するFergieがやたらかっこよかったりと、今作も非常に突っ込みどころ満載な作品。


しかしながらここに来てついにBEPは、かつてのPublic Enemyのように誰にも到達出来ない前人未踏のサウンド領域にまで来てしまったのだ。もちろん、David Guettaは素晴しいサウンドを提供しているが、やはりBEPブレーンはWill I Amという事を強烈に痛感させられた作品。


これこそがWill I Amの目指している、エレクトロファンクの初期型である事を認識した上でこの歴史的名盤と向き合って頂きたい。



評価 ☆☆☆☆★+a




レーベルオーナーのGucci Maneの後押しもあり、今年ブレイクしたアトランタ出身のWaka Flocka Flame。2009年発の⑩O Let's Do Itですでに頭角を現していたが、シングル②Hard In Da Painや⑤No Hands のクラブヒットもあって、一躍メジャーアーティストの仲間入りを果たしました。


サウンドの方はアルバムのジャケットのように、ストリート育ちっぽいサウス特有のハードなシンセサウンドです。フロウの方も中毒性たっぷな内容に仕上がっており、

久々に聴いた悪そうなサウンドを出すお方です。


終始「WAKA !WAKA! WAKA! WAKA!」とコーラスが入る辺りがさらに悪さを出しているのですが、今作はあくまで彼の自己紹介的な内容が目立ちます。HipHop好き以外な方にはあまりおすすめしません。ただ、Gucci Mane同様、本国では物凄く人気がありますので、流行りモノ好きな方には間違いない内容です。



評価 ★★☆☆☆+a


90年後半から00年前半のサウンドの立役者っていっても過言しゃないぐらい多々の作品で活躍してきたカリスマ、ファレル・ウィリアムズ率いるN.E.R.Dの通産4枚目。


①Party Peopleやシングルカットの②Hypnotize U、⑩Not-N-Funとファレル特有の打楽器系のリフ使いが相変わらず上手い。今回もブラックなサウンドで楽しませてくれます。


ただ⑨Kill Joyのような従来のN.E.R.Dチューンが少ない事でやや落ち着いた印象ですが、上記挙げた楽曲のブリブリなファンクサウンドはこの人じゃないと出せないんだなと改めて再確認しました。


個人的には前作よりOKです。



評価 ★★☆☆☆